・08/3/24
・俺とデジモンテイマーズ
借りてきてイッキに全話みました。
これテレビでやってた当時家にかえる時間が不定で見たり見なかったりでしたが
面白かったという印象があったので全話ちゃんと見たくて借りたのですが、
ちくしょう、キャラが輝いている!
すべてのキャラに味がある。
ヒロインが可愛かったり病んだりするのですが病む前の可愛さは異常事態ですよホント。
レオモン様って感じですよホント。
と、書いてもよく解かりませんよね。
見たこと無い人はニコニコとかヨウツベにうpされてたら一話だけでも見て欲しかったりします。
まぁ一番エロいのはレナモンなんですが。

・俺とペルソナ3エム
携帯版のペルソナ3が中々の手軽さと気を抜いたら死ぬというキビシさがちょうどよくて面白いです。
まだ入手していなかったペルソナを入手したあとベルベットルームにいくとエリザベスが珍しいペルソナをお持ちで
とかいうので三身合体が可能になったようで選ぶと確認画面もなしにペルソナ三匹かってに合体させられたワケで。
ペルソナ図鑑に登録していなかったわけで(´・ω・`)
セーブ前なわけで(´・ω・`)
出来上がったのはルシファー!
これはすごい。
継承した魔法がアギとパトラなわけで(´・ω・`)
ルシファの素材はジャックランタン+ナタタイシ+斉天大聖
皆さん合体は計画的に(´・ω・`)
なんだかショボい素材で出来るんだなぁルシファ。

・俺とズボン
会社ではいてるズボンだいぶ古くなってきたんでトイレで新聞のちらしよんでたら
ユニクロでセールやってるってことで買いに行くことに。
ところでユニクロをウニクロって言うと逆に通っぽいよね。
さっそく一つ買う、すそ上げしなくても私にミラクルフィットするものばかり作ってるウニクロは
全く話がわかる。
が、しかし帰りによったジムに忘れるというニアミスをするのだった。
ジムに電話をしていつものクセで「ウニクロの袋が更衣室にあると思うのですが」
といってしまい「ウニ?え?」と言われる始末。
通っぽくても状況が違うとアホの子になるから皆気をつけろよ!

・俺とドラえもん
ドラえもんの映画やってましたね。
その日はドラを見ながら絵をかくというスペシャルナイトを満喫するはずだったのですが
前々から予定していた会社の友人の送別会が一週間ズレて見れないハメに。
しかし私の携帯電話には録画機能がついてるのさ!
と、問題視してなかったのですが、いざ録画すると9時に映画が終わらない!
そしてメモリーが途中で満タンに、何故だ、メモリーの残量はあるはずなのに!
前に録画した黄金伝説を見忘れていた上に消し忘れていたのでした。
全米がないた。

・俺と絵と小説
どうも花粉症で鼻水かみまくってるせいか紙に絵を描くのがどうも疲れてしまう。
拍手絵今年も寒い間に作ろうとラフを書いたのですがもうこんなに暖かく、うう。
寒い日をあったかい絵で乗り切ろうをコンセプトで書いてるだけにまったくうぎぎです。
あと小説に挿絵をいれたいのに今回も無しです。
一話完成させたら小説コーナーにメノスウノをおくのでその時に入れたい部分にさらに追加するかも。
特にエロシーン。
そういや読みやすいようにと毎回コンパクトにまとめようとしてるのに
エロシーンが入るとものすごい文章が長くなってしまうのは私の悪い癖かもしれない。

・俺と落書き
アンカ社蟲駆除グループの社員の人たち。
名前が決まってない二人、奥のが目玉の魔傀儡使い、手前のが武器を使わないでフォローする人
やぬきんは斧をつかうよ、怖いよ。
あややんのナイフはどこからともなくいくらでも出てくるぞ!
シンゴは社員じゃなくてバイトだけどね
男の体を純粋にかきたかったんだけど表情のせいで何か邪なものが・・・
プリン食ったのだれー!?

カトブレパスとその仲間達は昔ゲーム作ろうとしたけど
それを中断したという曰く付きのソレさ。
オッパオを書きたかっただけさ!
うまいぼうを食いたいだけさ!
漫画肉は男のロマン、おっぱいも男のロマンだしチャイナ服もね。
クオーターエルフの人名前つけたのに忘れたという
ステノは寝込みに変に襲われる絵が似合う
精子がよくにあう
女の子の寝巻きがよくわからないヨ。ただネグリジェよりも普通のパジャマとかシャツと短パンのほうが健全なエロがあるとおもうんだ
黒湖さんがステノは犬にレイプされるの?孕むの?とか言い出すのでツイ!
メディウサはもうすこし気持ち悪くかけばよかったとおもた
エウリュアレとメディウサはそのゲームには出てこないけどね

その他とか
継子は書きやすいなぁ。貧乳かくのも慣れてきたし
床オナニー!はできないな。ローター的なものをですね・・・
ゴザ!
ござござ
そういやそんな子もいたね状態さ
カオスヒーローはメガテン系では好きなキャラさ
大好きなキャラさ!鬼女郎かえせ!

・拍手レス
>信吾メインでオマケにエールさんがついてるTOP絵の次にエールさんがメインで  
>オマケに信吾がついてるTOP絵を出すとはなかなか心憎い演出ですな  
>・・・瞳だけだからあやめさんや角丸かも知れないけど 
実は夜に浮かび上がるものならなんでもいいなという感じで背景を書いてたんですが
自動販売機が面倒だったので猫の目、しかしネコってのもなってことで蟲の目をかいたんですが
誰の目かは考えてなかったのですよ。
じゃあシンゴで!

>「銀と金」は実質未完って噂でスルーしてたんですが,ケム様のお勧めならばチェックせねば。  
>そしてケム様それは「無頼伝涯」ですね!人間学園!私も4、5巻が見つからないです。  
>ところがちょうど先日新たにコンビニ版が復刊されたらしいんでそれで読めそうです。  
>ついでに今マガジンで連載してる「賭博覇王伝零」もまた違った面白さがありますぜい。 
金と銀はそうですね、タイトルの意味成すものが最終章の前になくなってしまうんですよ。
その後に最終話を蛇足的に付け足した感じなのでその点をみると未完ぽく見えますが
読者の中ではどちらかというとその前に終わってしまっているんですよ。
なんで問題なし!銀さん・・・!!!
銀さんといい、水銀燈といい、銀(イン)といい、
銀キャラはどいつもこいつも魅力的だ!
そして涯てコンビニのアレになってるんですね
早速行って来ますですとも!
零は巻数がまとまったところで買おうとおもいます。
どうも私気になるけど途中からみるのはな、ってのは後でイッキに買う癖があるんですよね。
JOJOとか。
そういやスティールボールラン全然読んでないんですがジャイロは今でもニョホニョホ言ってるのかな。
荒木飛呂彦キャラって最初に口癖みたいなのをもったキャラ出すのにすぐに作者が忘れるんですよね。
ジョウスケのグレートとかジョルノの無駄がどうこう(無駄無駄ラッシュは含まない)とか。

>移転から一度も来てなかった;;;・・・今度とも運営がんばってくださいな(^^;  
>と、同じHSPユーザーとして応援しときますね(´・ω・`)・・・ 
HSPは最高ですよネ!
これからも頑張ったりします(゜∀゜)ノ

>低価格・良質な同人ゲー製作を掲げ、ようやっと目処が立ったというのに…  
>魔傀儡はフリーだと!?ケム貴様ぁぁぁぁ…!  
>気に入った!褒美に俺とガチムチパンツレスリングする権利をやろう! 
私の作った物と旦那の作った物は別物だから、全く問題ないんだぜ!
二話がなかなか完成しないぶん魔傀儡のほうがタチが悪いうぎぎ。
あとパンツは見せるものじゃないぜ、みるものだ!
そういや私女の子のパンツあまり描かないけどトータルで言うと男のパンツのほうを
よく書いてるなぁ。
学園チャンプル的な意味で。

>兄さん、さてはもう魔傀儡作る気無いな!?!?w  
>べ、別にずっと待ってるから書いた訳じゃないんだからね!/////  
何気にちゃんと作ってるヨ!
継子のツンデレ文章は書いてて楽しいけどなんだか精神的に
おかしい人っぽく見えるかもしれないので難しい。

>突然だが、ケムニャよ。ヒコロウ先生は好きかい?いやなに、ギャグに同じ匂いを感じたのさ。
大好きですよ。
初期は凄くテンポよくて面白い漫画かいてましたが後期はもう
無茶なノリだけで面白さが今一つ無い漫画で目から塩水が出たのはいい思い出。
そんな私の心のブックスはみんなはどう?(一冊目)とプロフェッサーシャーボさ。
多分中学、高校時代かなり好きだったからその影響でてるかもしれない。
あとヒラコーも。
そういや私の絵をみた人にヒラコー好きでしょう?と言われたのですが
そこまで平野耕太に影響されてるかな?

>ロブスター食いてぇ!!そうは思わないカァイ!!?俺は食いてぇぜ!!ロブスター喰いt
奇遇だね、私も凄く食べたい。
半年くらい前に物凄く食いたいという衝動にかられてネットで価格を調べたら結構高いんですね。
私は腹いっぱい食べたいのに一匹買ったらもうそれだけでおなかイッパイですよ。
なんであんなに高いのかな、原産地では捨てるほどいるのにね。
ああ、ロブスター食べたい。

>最近欲しいゲームがでまくるせいでゲーム作れないぜ。BGMしか作れてねぇぜ。順序おかしいゼ。
BGM作れるのって凄い羨ましい!
どうも私、パソコンの前にすわってさぁ作ろうと思ったら作曲できず、
自転車とかに乗ってる時ふと思いついたりするのですが家にかえると忘れ、
さらには出したい音を探せないんですよね、ナケル。
ちなみに私は逆にゲームとか絵とか色々作らなきゃと思うとほしいゲーム買えなかったり
買ってもできなかったりな感じです、ナケル。

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 (゜∀゜)ノ

-ヘリオトロープ-
 HELIOTROPE
 メノス・ウノ
一章『オブシディア 少女 銅時計』の8節

 ち、ちち・・・。
何処から入ってきたのか、蛾がランプの光にむかってガラスにぶつかる音が聞こえる。
暦で春と言えどもまだ冬の厳しい寒さの残るこの季節に、どのようにして蛾が生きているのだろうか。

 ゆらゆらと陰が揺れる。
外で突風が吹いたため家が揺れ、木材はきしめき、ランプを揺らした。
「すごい風、暖かい春が近づいてる」
 エールはそう思うと小さく微笑んだ。
 風は春を運んでくる。
春はいい、風が、空気が自分を優しく抱きかかえているような、そんな温もりがある。
囀る鳥、夜を彩る虫たちの合唱、咲き乱れる花、その香り。

 ハァ、ハァと小さく、カイルは息をした。
呼吸が乱れる、呼吸を正さなければと思うほどに心拍数は上がり酸素が不足していく。
過去の記憶が己を蝕む。
ゆっくりと爪先から、膝を通り、腰を通り、胸を通り、首を通り、頭の先まで灰色に染まってゆく。
首を振ると汗が四散し頭の靄が霧状になってゆく。
とんだ汗が画板にかかり、したたり、床に落ちる。
だめだ・・・とカイルは呟いた。
完全に作業する手は止まり、奥歯を噛みしめるその表情は苦難に満ちている。
もう何年も人肌に振れていない。
『あの女を犯したのが最後だろう?
 何年前だ?
 あの時は気持ちよかったろ?
 理性も道徳も何もかも捨ててさ。
 あの開放感は無かったろ?』
 違う・・・とカイルは呟き立ち上がった。
「どうしたの?」
 エールはきょとんとした表情で彼をみた。
逆光でカイルの表情をみることは出来なかった。
彼の苦悩に満ちた顔を。
「帰ってくれ・・・今は気が乗らない」
 カイルはそう言った。
エールの表情が曇る。
「それは困る。
 だって私ちゃんとこの仕事を終えて今日お金を貰わなければいけないもの。
 後日続きを描くにしても私の都合がいつつくか解らないし」
 カイルはエールを見下ろしていた。
美しい髪を、可愛らしい顔を、綺麗な瞳を、小さな胸を、土手が高くくっきりと割れ目の見える股間を。
子供だろう?
しかし女だ。
こんなに小さくて無垢だ!
いずれ大人になり、スレる。
俺みたいな身なりの男を信用する優しいフローライン!
そう、俺を信用してしまった愚かなフローライン。
「頼む、帰ってくれ・・・」
 ぎりりと奥歯が軋む。
「いいえ、まだ帰らない。
 お願い、頑張ってよ」
 エールは立ち上がり彼に近づいた。
そして彼の顔を見た。
 なんて悲しい顔。
次の瞬間。
「わ、あ!?」
 急に天地がひっくり返った。
壁は回転し、ランプは揺れ、正面に天井がある。
直後に背中と後頭部に強い衝撃。
気の床がギっと悲鳴をあげ、埃が舞う。
「え、え??」
 エールは自分が押し倒されたことをまだ理解していなかった。
自分の体に大男がのしかかる。
両腕を捕まれ、じっと大きく見開かれたその目でエールを見た。
まるで作り物のような目、恐ろしい表情!
人には見えない、まるで獣に襲われたような錯覚に陥る。
「な、え、え?
 カイル・・・さん?」
ポタ、ポタとエールの頬に液体が落ちる。
カイルの額から脂を含んだ汗が滴り落ちる。
エールは腕をつかむカイルの手を振り解こうとするが所詮の子供の力ではどうする事も出来なかった。
「ちょっと、やめて、カイルさん!」
 パっと腕が解放された。
一瞬心が安堵する、がしかし。
カイルは自分の服を引き裂いた。
シャツのボタンは弾き飛び、弱くなった生地は裂ける。
「ヒッ!」
 エールは短く悲鳴を上げた。
彼がなにをしようとしているのかは一目瞭然だ。
しかしエールはあまりに無垢だった、何をされるのか想像できない。
ただただ恐怖を感じた。
その場から逃げようとする。
しかし腹の上にのしかかり足で挟まれた体を解放する事は出来なかった。
体を思い切り押すものの、逞しい男の体を動かすには貧弱すぎた。
ボロ切れとなったシャツを脱ぎ捨て、ゴツゴツとしたその手でエールの両肩を掴んだ。
まるで万力にでも捕まれたとうな力で。
「痛い、やめて、やめてよカイルさん!」
 目に涙を浮かべ、顔を赤く染めながらエールは騒いだ。
再度地面に背中を打ち付けられる。
ヌラァ・・・。
「イヒ!」
奇声をあげるエール。
首を嘗められた。
ゆっくりと味わうように。
まるでナメクジが自分の体を這っているような感触にエールは鳥肌を立てた。
舌はそのまま頬を這い、耳を這った。
ぺちゃ、ぬちゃ、と鼓膜の側で聞こえる。
「ひゃ・・・やめ・・・」
 奇妙な感覚。
この世の物とは思えぬ嫌悪感を感じた。
しかしその中に奇妙な、実に奇妙な気持ちよさを感じた。
昔兄に戯れで羽ペンの羽で擽られたことがあった。
あの時、いやだったけどくすぐったさの中に何か気持ちよさがあった。
あの時の何倍もの、嫌の中の良さをエールは感じた。
「やめ・・・て、カイルさん・・・」
 エールは今の自分の姿を鏡でみたら自分の表情を否定するだろう。
こんなにも恍惚な表情なのだから。
額を舐め、鼻を嘗められ、そして唇を舐められる。
「あ・・・」
 そしてそのまま唇と唇が重なる。
そんな、と心の中で呟いた。
初めてのキス、好きになった人とする積もりだったファーストキスを奪われた。
と、ぼんやりと靄のかかった脳で思った。
唇をわって舌が口の中に進入してくる。
驚いたエールは歯を噛みしめて舌の進入を堰き止めた。
するとカイルはエールの頬を親指と人差し指で掴み無理矢理に口を開けさせた。
舌が口の中に進入する。
生まれて初めて奪われる口の中での主導権。
舌で舌を押し出そうとするがヌラ、ヌラと舌は絡み合いダンスする。
舌と舌の擦れあうその感触は耳を嘗められる比ではない、恐ろしいまでの気持ちよさを感じた。
心地よさが脊髄の先まで支配する。
「ふぁ・・・」
 急に体中の力が抜ける。
抵抗する気力が溶け出てゆく。
舌は抵抗するのではなく、相手の舌にその身を委ね、撫でられ、抱かれ。
そして自分の舌も相手の舌を求めるようにこすりあい、嘗めあった。
舌に味は無かった。
しかし風味はある、たばこ臭い男の匂い。
嫌な臭いだ、噎せ返る、しかしこうして舌をあわせていると段々と慣れてきて、むしろ淫靡に感じてくる。
「ん、んぁ・・・んふぅ・・・」
くちゃ、くちゃと唾液と空気の混ざる音が部屋に木霊する。
体中が熱くなる、心音が高まる、脳がおかしくなる。
まるで自分が溶けてしまいそうな感覚。
ぼんやりとしながらエールはキスを無意識のうちに愉しんでいた。
心の隅でこれはいけない事だと、そう言うがその声はあまりに小さい。
舌が引き抜かれる。
舌と舌に唾液のアーチがかかり、ちぎれエールの胸に落ちる。
「あ・・・」
 焦点のあわない瞳で天井を見つめる。
そういえば昔お父様のお酒をこっそり飲んで倒れたときもこんな感じだったな、と思った。
カイルは胸に手を触れた。
小さくも、形と柔らかさを感じる胸。
胸の脂肪を通して心音が手に伝わる。
両手で胸を押しつぶすように揉んだ。
「んぁ・・・」
 胸をマッサージされているような感じだった。
心地いい。
異性に胸を好き勝手に触られているのは恥ずべきことだと感じながらも心地よさに身を委ねた。
指で乳頭を弄ばれる度に夢の中へ堕ちてゆくような安らかさを感じる。
そして、レロ・・・とカイルは胸を舐め、 乳頭を口に含む。
唇で吸いながら舌で念入りに舐めあげる。
「ふぁ・・・ぁ・・・」
ぷちゃ、ぷちゃと乳首を吸う音がエールの鼓膜を小さく振動させる。
その音にかき消されるくらい小さくエールは声を漏らした。
なんでこんな事をするんだろう、赤ん坊じゃあるまいし・・・とエールは思った。
そう思うと同時に、その柔らかな快楽に酔いしれた。
ああ、こんないけない事、でも心地が良い。
私はなんていけない娘なんだろう。

 カイルのその血走る目はまるで獣。
カイルのその涎を垂らしながら少女の肌を蹂躙する舌はまるで獣。
息づかい、心、ありとあらゆるものはまるで獣のようだった。
エールはうっとりと天井を眺めているが正気に彼をみたらどんなに恐怖するだろう。
正気の人間の顔じゃあない。
彼はエールの胸を舐めながら手をエールの下腹部へと伸ばした。
シルクのように滑らかな手入れを欠かさなかった肌を撫でながら、その割れ目へ。
ぬるま湯につかっていたような表情をしていたエールがビクリと震えた。
そして割れ目に指をやる彼の手を掴んだ。
「やめて・・・なんな・・・事」
 赤かった顔をさらに赤くし、涙目で訴える。
しかし彼はその訴えを無視ながら割れ目を柔らかい肉の上から弄んだ。
太股で手を挟み、これ以上の行為を阻止しようとするが手を挟まれたところで
指一本動かすことになんの支障もない。
ぷっくりとした大切な部分を隠す肉壁の隙間に指を潜り込ませ、クリトリスを包む皮を撫でた。
「ひぐ・・・!?」
先ほどから感じていた未知の感覚が今までにない力で下腹部から脳にかけてかけめぐった。
まるで電流を流されたような、息が一瞬詰まり全身の筋肉が硬直するような感覚。
あまりの衝撃でエールは背筋を仰け反らせ声を漏らした。
カイルの口が少し緩んだ。
そうだ、その反応だ、もっと女の反応を見せてくれと脳内で自分の声が響く。
指が円を描きながら執拗にエールのクリトリスを皮越しになでつづける。
その度エールの体は堅く強ばり、手を挟む太股の力と押さえる手に力が入った。
「やめ、やめて・・・ひっ・・・。
 辛いから・・・そんな!
 そんな事!」
 涎と涙を流しながらエールは必死に抵抗した。
しかしその行為は止まるどころかじょじょに激しさを増した。
「あ・・・あ、あ、あぁぁ!!」
 腹を痙攣させながらエールはカイルの腕から手を離し自分の体をギュっと抱きしめる。
初のオルガズムにどうして良いのか解らず混乱し、またこの感覚が何をもたらすのかも解らず
ただただ恐怖に似たものに支配され必死に耐えるだけだった。
「いゃ、ひゃめ・・・ふぐぅぅぅ」
 喉を鳴らせ、永続的に下腹部からくるだんだんと大きくなる衝撃に耐え続けたがそろそろ限界が来た。
「やだ、やだやだやだ!
 怖い!
 おかしくな、おかし・・・・あ、うぁ、んぐぅぅぅぅぅ〜!!!」
 口を大きくあけ舌が宙を差し、エールはの体は弓なりになり、体中を十秒ほど痙攣させた。
生まれて初めて達したのだ。
まるで糸の切れた傀儡のようにガクっと地面に倒れ、肩だけで息をし、横をむいた目は虚空を見つめた。
 まるで風呂上がりのように体中に汗を滴らせ、目から涙を流し、口からはだらしなく涎をながし床に染みを作る。
「はぁ・・・はぁ・・・」
 エールの思考は完全に停止し、ただただなにも考える事は出来ず、
膣がひくひくと止まることなく痙攣している感覚をぼんやりと感じた。

 カイルは両手でエールの足をM字に開脚させた。
エールは今自分が何をされているのか考える事も出来ないのか睡眠中の人間のように抵抗する事はなかった。
 割れ目は厚い肉に覆われている。
両親指でそれを押しのけると白に近いピンク色の性器が顔を覗かせた。
じっとりと汗にまみれたその肉ひだは光を反射させ淫靡にぬらぬらと輝いている。
膣口はヒクヒクと痙攣し、入り口から愛液が垂れ流れた。
クリトリスを刺激された事によりバルトリン腺が開き男をうけいれる為に愛液を流す。
エールにその気がなくとも、女であるこの体はそう出来ているからだ。
愛液の芳醇な香りは優しく香ばしい。
いままで抱いた大人の女のきつい臭いとはあきらかに違うが、
カイルをますますに興奮させるには十分だった。
太股を掴みながらその花弁へと顔を近づけ舌で嘗め取る。
「ひぎ!?」
 疲労で半分意識が朦朧としていたエールが悲鳴を上げる。
達して間もないその性器はあまりにも敏感になりすぎている。
自分の大切な部分を舐められている事と同時にまたさっきの未知の感覚が襲いかかってくる事に
エールは恐怖した。
「や、やめ・・・」
 ゴンゴンとカイルの頭を殴った。
しかし力が入らずカイルの受けているそのダメージは無に等しい。
膣口を舐め上げ、尿道を通り、舌はクリトリスを守る皮を剥ぎながら直に敏感になっている部分を舌で押しつぶした。
「んぁっ・・・・!」
 エールは再度仰け反りその手は空を掴む。
執拗にイヤらしく強烈に吸い付きながら口の中でクリトリスをなめ回す。
エールのクリトリスは平均よりやや大きく、唇でつかんでいる感覚がよくわかる。
 先ほどを上回る大きな衝撃の波にエールは自分の顔をおさえながら悲鳴をあげた。
「ひぐ、やめ・・・やめて・・・!
 死んじゃうよ、ひんじゃうよぉぉ!!!」
 クリトリスを歯で甘く噛み、左右に転がす。
痺れるような痛みに襲われ喉を詰まらせる。
「〜〜〜〜っ!!」
 痛みを伴う大きなオルガズムにエールの心は押しつぶされそうになる。
痛い、痛いのに何か期待するものがある。
怖い、私の体はとうとう壊れてしまったんだわとエールは心の片隅で思った。
しかし長く執拗に延々と続く愛撫の中そんな恐怖も露となり消えていった。
「ふぁ、らめ、らめらって・・・あぁぁ」
 ふと、カイルは舌での愛撫を止め、エールの足を解放した。
「あ・・・」
 どっ、と体中の疲労が全身を支配する。
助かった・・・と安堵した。
まるで幾日も寝ていないような、何時間も走り続けたような疲労感。
体中が重く、足に力が入らず息をするのも怠い。
しかしこれ以上何かされたら死んでしまうと、エールは思い腹這いになって這いずりながら逃げようとした。
「うわ!」
 一瞬視界が真っ暗になる。
頭の上に何かが覆い被さってきた。
それをはねのけるとそれがズボンだと解った。
後ろを振り返るとカイルは全裸になって立っていた。
初めて見る男根。
兄の、父の、弟のすら見たことの無い男根を目の当たりにした。
異常に膨張し、臍の辺りまで反り返り、先端からは前立腺液が溢れていた。
それが何を示しているのかはエールには解らず、また初めて見る故にそういうものだと思った。
カイルの裸の姿に何の関心も感じない、それほどにエールは疲労していた。
無理もない、初めてのオルガズムに初めての絶頂、それも連続で何度もうけたのだ。
何度もイカされては好き者の女でも強い疲労感に襲われるだろう。
エールは四つん這いになり、立ち上がろうとするが足に力が入らなく上手くたてない。
カイルに対して股間を晒している形になっている。
太股の間から見える肉の筋からはカイルの唾液と愛液の混ざった透明の液体がこぼれ落ち、太股を伝う。
それをみたカイルの興奮度はさらに増していった。
彼の中にはもう一片の良心も理性も残っていなかった。


>・08/3/14
・俺とバキ
烈さんの足食べられちゃいましたね。
あとスカーフェイス連載急に終わったらしいですね。
もうだめだ・・・もうダメったらダメだ!
あと烈の時もピクルの時も麻酔薬効くの早すぎ。
あと日記に書く事がなかったせいでコレといって語ることのないバキを持ち出す私
ネタに詰まりすぎ。

・俺とペルソナ3エム
携帯版のペルソナ3がやっとau対応したので早速ダウンロードしてみますた。
明彦が原作に輪をかけてプロテインな男になっててステキだった、惚れる。
あとこれは美鶴先輩の別荘に旅行に行ったときの話なので学校の皆さんとコミュれません。
私の大好きな小田桐君ともイチャイチャできません。
しかし特別課外活動部の皆さんとコミュれるので美鶴先輩とイチャイチャせざるえない。
だが私の選択はことごとく失敗して、なぜかテレッテばかりコミュがあがるハメに。
今日も私はテレッテとイチャイチャ。

・俺と落書き
華野さんと内田氏
ローターを使ってのオナニー、ロナニーである
内田はお嬢に気があったりするワケじゃないよ!お嬢が心配なだけさ!
なんか顔がまがっちゃった

その他の絵とか
龍が如く見参やきそばってのが限定商品として売られてたんだけどもう売ってないんだ。めちゃウマだったよ
スケーリーフットっていう鱗が鉄でできた生物のことをテレビでやってた。たんぱく質やカルシウム質以外で出来てるとかちょっとかっこいいなぁ

リズさんち
血を吸わないから髪が白くなってるんだけど、その理屈だと老けたりしそうですよね。
ロスソはドラキュラを中心にしてる話なのにドラキュラ描いたことなかったてことで描いてみた。美形にしようかと思ったけどそういうの多くてナンなので伯父様に。なんか映画X-MENのマグニートの中の人っぽくなちゃた

ゴザルさんとか
流行にのってみたゴザルとカトプ
何がそりゃないよなの?と聞かれたのですが書いた私じしん何なのかよく解からないのでした。たぶん温泉に入ったらゴザルさんいがい全員マグロオヤジ
父・村雲竜五郎はじつは私が小学生の時描いてた漫画の主人公をオッサンにしたものという
母は薬剤師だよ、ボインだよ
すぐに引っかかりそう
今回の絵バストアップばかりだったから他の絵もかかなきゃ、とおもったらこうなった。

・俺と今日のにこにこ
遊☆戯☆王
イケメン!イケメン封じ!増殖!!!
笑い殺される。

・拍手レス
>3月といえば3.14ホワイトデーですよ 俺には関係ないけど。
すっかり忘れてたソレだ!
ってことでそんな感じの絵にしたヨ!
ところで私ずっとホワイトデーのお返しってホワイトチョコだと思ってたんですよね。
つまりどうみても精子です本当にありがとうございましたって絵にしたほうが良かったかもね!

>3月の絵といえば、ホワイトデーじゃまいか?
ホワイトデー・・・三倍返ししなければいけない恐ろしい行事・・・!
1000円以上のチョコをもらった日にはもう破産しちゃうよ!

>黒沢さん一巻を読んで心に何も感じない人とは、僕は友達になれないね!あと三月と言えば…三月ウサギ? 
黒沢一巻を読むと妙にアジフライを食べたくなるヨネ!
逆転裁判3をするとコーヒー飲みたくなるのと同じ成分が入っているのです。
ところで三月ウサギってのはなんですかい?
ソレが何なのか知っていたらホワイトデーな絵を描いちゃったけど
アレンと十三を描いてもよかったなぁと思うのでした。

>なんとケム様、黒沢は未読だったんですか。  
>私は福本作品を読んでみようと思って、でもアカギやカイジは巻数が多すぎるぜっ!  
>と言うことで黒沢から入ったのですが、途中のアクション化など含めて賛否両論ありそうですが  
>最終的には男なら愛さずにはいられない作品ですよね。男の聖書とは良いことおっしゃいますな! 
巻数が多くて参るという貴方にオススメなのは勿論「金と銀」!
福本作品ではトップクラスにバイオレンスでカイジとアカギとはまた違う路線の人生の、命のやり取り!
銀さんのかっこよさには惚れる!
全11巻完結なのでちょうどいいと思いますよ。
黒沢、金と銀・・・福本は最高よ!
そういや昔マガジンでやってたのん全巻集めたいのですが中々売っていない。
三巻まで読みましたけどあれも面白かったなぁ。

>ケム兄、SIRENはストーリーを知るだけにしておくんだ!あの難しさとイライラは体験しないほうがいい 
おおぅ、なんてこったい。
助かったぜ、もう少しで買ってしまう所だった。
つまりもう少しでまた積みゲーが増えるところだったぜ!
そういや3Dゲーム苦手なのですがそろそろ安くなってきましたし
大神と悪魔城ドラキュラがちょっと欲しくなってきました。
ドラキュラといえば新作のスナップでましたね。
あの女が主人公なのかな。
ドラキュラで女主人公・・・ソニアの悪夢が蘇る・・・。
嫌いじゃないのに黒歴史扱いとかまじIGAは外道。

>ポチ+革ジャン+下着無し=無限大のエロス! ケム兄、素敵なプレゼントをありがとう 
ずっと赤いジャンパーなのでそろそろ他の服も着せたいなぁと思ってたりしたとき
思いついたのが黒の皮ジャンパーなのですがやはりポチは赤ジャン。
でも絵でそのうち黒いのを着せたいなぁ。
もちろん素肌にな!

>おぉ、ついに講座が再開ですか。さすがケム兄ぃ俺たちに出来ないことをやってのけるぜ  
>そこにシビレる憧れるぅーーー!!そういえば講座の入り口にあるドット絵って感染せ(ry  
そこに気がつくとは、やはり天才か。
ちなみにモンスターのドット絵は感染戦記ですがちびっこキャラは実は違って他に作ろうとしたけど
プログラムめんどくさくなって止めたアクションゲームのドットだったりします。

>バカめケムニャ!俺がそんなおいしいシチュを逃すと思っているのか!もちろん「あれー偶然だなー」とか  
>おもむろに温泉に入ってるゴザルさんとお風呂エッチに決まっておろーが!!  
なん・・・だと!?
ちなみにゴザルさんは私のキャラの中では珍しい流されやすいタイプなので
お風呂エッチ・・・意外と出来る・・・出来るぞ!
つまりゴザルを好きにしていいぞ!
ゴザルさんのママ上も好きにしていいぞ!
パパ上もな!

>やっぱりバイオレンスのないゲーム開発講座とバイオレンスのあるゲーム開発講座では  
>黒沢の居ないホームレスと黒沢の居るホームレスと同じくらい差がでます 
ですよね。
アジフライの無い黒沢とアジフライの有る黒沢くらい違いますよね!
今回もばっちりバイオレンスですが何故か福本ネタばっかりだ。
次回は他のにしなきゃ。

>雛祭りって言うくらいだからお雛様を押し倒してアンナコトコンナコト出来たらイエァーーーーー
そうは言うがな!
雛人形のあの顔をみるんだ!
雛人形でイメケンしてお雛様の顔をみるんだ!
つまり何が言いたいかというと、東方風神録の雛か雛苺にしとこうぜ、な!?

>メッコール来たこれwwwメッコール飲むポチがもう(*´Д`)ハァハァ
メッコール一度飲んだことあるのですが、
噂どおりあれはもうなんというか
「ダメであります」
ですね。
製造者は何を考えてあんな味を作ってしまったんだろう。
あ、でも今ちょっとググってしらべたんですけど栄養価は結構高いんですねアレ。

>ケムにゃよ。簡単に出来て美味しいお勧めの手作り料理はないかのう
男の料理といったらチャーハンしか無いですたい。
早く出来て美味しくて食べ応えがある、それすなわちチャーハン。
男の料理道はチャーハンに始まりチャーハンに終わるといっても過言でないほど
チャーハンですよ。
ちなみに男の料理ではありますが銀玉一巻にあるセリフでおなじみの
「チャーハンつくれねー母ちゃんくらいいらねーよな!」
を見る限り、男と母ちゃんの料理といっても良いですよ。
作り方はまず焚きたてのゴハンにマヨネーズいれてかき混ぜて
よく熱したフライパンに油ひいて卵いれてかき混ぜて卵が半生の状態で米ぶち込んで
かき混ぜて適当に具いれて適当に味付けして最後に氣を送って完成ってことで。
あとプロの油はラードらしい、バターやマーガリンは味のごまかしになっちゃうZONE。

>黒沢さんて彼ですか?/a>
ちくしょう・・・アカギ可愛い・・・
驚こうほどにアカギが可愛い・・・殺人的、破壊・・・理念を破壊する可愛さ・・・圧倒的な!
最近のこういうアニメネタみんな作るの上手いですよね。
いったいどんなツールで作ってるんだろう。

>臭いフェチの俺が聞くが、ビブリオたんの触手はどんな臭い?
触手やその時の状態や気分によって違うぞ!
犬っぽい臭いだったり足の裏っぽ臭いだったりあそこっぽい臭いだったり。
普段は無臭だけど疲れてたり汗ばんでたり謎の粘液が出ていると臭いがでるようだ。
でも臭いをかごうとすると首をしめられる か も。

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 (゜∀゜)ノ

-ヘリオトロープ-
 メノスウノはゲーム開発講座の小連打な更新のために有る程度隔週に。


・08/3/3
・俺と最強伝説黒沢
 ずっと読みたかったのですが読む機会がなかったのですがやっと読めました。
う・・・ぐぐ。
愛読・・・読みきっていない内からの、心に染みる、魂に響く・・・愛読!
男の聖書、バイブル・・・コーラン。
男の経典!!!
ただ言えること、アジフライが食いたい。
さて、わからない人にはこの人は何をいっているんだ?
頭が変な人だから仕方ない、と思うかもしれないので説明すると・・・。
あ、頭が変ってのは間違いじゃないから安心シテネ!
主人公の黒沢て中年のおっちゃんキャラがもう見ている方が辛くなってくるほどの
哀愁漂わせる漫画だと言えばだいたい合っている。
見ててまるで未来はわが身ではないだろうかと思えた日には次のページをめくるのが怖い。
そんな感じである。
んが、ただオッチャンの哀愁話が延々と続くわけではなく、
急にアクション漫画・・・!
頭脳をつかったバトル、アクション、中年が大活躍・・・ざわ・・・ざわ・・・。
1、2巻の哀愁はあまりにも強烈すぎて読んでいて辛いのですがその後からのアクション劇!
もうページをめくる手が止まらない一品でした。
福本伸行の漫画は好きですが金と銀以来のハラハラする漫画でした。
知らない人は古本屋ででもちょっと立ち読みしてみるのをオススメしますが
哀愁にまけて本を置いたら負けだよ!
あと仲根がイケメンぽくてなんとなく好きだった。

・俺とハッピーセット
ハッピーセットといったらピンとくるのはマクドナルドのおもちゃがついてくる子供メニュー。
最近のおもちゃは凄いですね、なんか電子的な何かが内臓されてたり平気でしている。
私が子供の時は奇妙なマクドナルドキャラのフィギュアとかそういうのでしたので
CMを見ていて関心したりします。
それでCMを見ているとふと、前にテレビ番組で紹介されていた物の反射を利用したトレーサーが
おもちゃとしてついてくると。
少しどんなものかとちょっと気になっていたので安いし買ってみる事にしました。
”息子だか甥だかの為に買いに来た的な態度で”
なんという小さい男、小さい男な私!
戦利品
中身
早速どんなものか試してみる。
元となる絵を真ん中の半透明の黒い板に鏡の原理で反射した物体が映し出され、
それを斜めから覗き込んで奥の紙にそれにそって鉛筆を動かしていく。
子供にバカウケアイテムと聞いたけどコレはどうも書いていてどの線が描けているのか実際さっぱり解からない。
しかし絵心ある者として綺麗に描かなければいけない。
ご近所さんに笑われてしまう。
完成!
どら・・・なんだろう
なにこのクリーチャー。

・俺と絵
三月ですね、三月って何があるかな、ひな祭りだ。
というのはTOP絵の題材が浮かばなくて困っているのですが
ひな祭りとか今一つ魅力を感じる題材でもないのでうーん困った。
何を描こうかなぁ。
何がいいと思う?

・俺と落書き
ポチと革ジャン
革ジャンの下は裸じゃないと何か申し訳がない、そんな気がしたんだ!

女体盛り
継子に女体盛りと言われてはこういう絵になる、そんな気がしたんだ!

アレンPTとゴザルPT
左から回復役、万能型、アタッカー・アタッカーとバランスの良いメンバーだよ
左から狂戦士、魔法全般、アタッカー、シューターとバランスがちょっと悪いよ
魔法使いのエルフさんは自分勝手な性格だから他人が自分勝手なことをするのは許さないぞ
最近のRPGはMP切れないしMP回復アイテム無尽蔵で魔法使う人が強すぎると思う
サイレンスサイモンは寡黙な頼れるヤツだけど心の中はエロでいっぱいである

・拍手レス
>すっげえ!マクロファージすっげえ!ビブリオなんてもんじゃねーぞヲゲゲゲゲロヲエ
マクロにいったい何をされただー。
そういや最近マクロかいてないや。

>祝!ゲーム開発講座復活!でもうれしくって涙でディスプレイが見えやしない!  
>実用性もさることながら、ケム様ご本人とポチ姉様の掛け合いはあれでしか見れませんからね!  
>どうか無理せず、マイペースに更新してってください。  
>それと…作品化されてないキャラ一律救済のためにも、10周年記念でオールスターな  
>ゲームを作りましょうよ!もちろん公開日は4月1日…そう、あの日でね。 
なかなか開発講座と小説同時に更新は難しいのでのんびりいくとします。
作品化されてないのはそのうち完成させたいなぁと思ってるのでその日まで心の小箱にしまっておくとします。
しかしほとんどが完成しないという・・・うぎぎ。
諦めたのだけ集めるといいかも、諦めたのって高校の時作ろうと頑張ってたアレしかないや、うぎぎ。

>ゲーム開発講座キター! 旧バージョンではお世話になりましたw
今回はどれくらいのものを作れる講座にできるかなぁ。
とりあえずアクションゲームとかも作りたいですさ。
でも3DはKANBENな!
そもそも3D絵かけないし!
練習したけどどうも私には無理ですた。

>最近の流行は、はてなようせい らしいよ?はてなようせい(*´Д`)ハァハァ 
このコメントを見た次の日からあらゆるメジャー絵版にはてなようせいが出現して吹いたぜ!
つまり、貴方はかなりの萌え事情通・・・!
なんという通、うらやましいほどに通、ファミ通並みに通!!
動画みましたが、よくあるいたって普通の萌えキャラ、なんてことないありふれた萌え。
しかしこういう萌えが似合わない所にあらわれた瞬間その魅力が爆発してヤバいね!
そういや学研の科学雑誌を小学生の時定期購読していたのですがソレには不思議系キャラが満載でしたが
ひとりだけソレを逸脱しているキャラが、緑髪で悪魔翼のメイド娘が・・・危!あきらかに危!
もちろん熱いものを感じない私ではなかったのでした。
あとあさりよしとうの四コマ科学漫画とかもあったなぁ、良い雑誌だった。

>クイックタイムは確かに反則。弱体化した3ぐらいで丁度いいのさ!・・・でもちょっと絶望したのは内緒さ。
そういやロマンシングサガ2といえば防具装備したときの数値って全然アテにならないらしいですね。
表示されてる数値が3でも内部では打撃には5、炎には10とかそういうのがあるらしい。
もう何を信じたらいいのかわからねぇ、解かりやしねぇ、それがロマサガ2の防具。
ワンダーバンクルはかなりの攻撃を回避できる隠し能力があるのは有名ですが
100%回避のはずなのにたまに殴られる!
わからねぇ、解かりやしねぇ!
そういやロマサガ2一人クリアしようと思ってたけどすっかり忘れてたよ。

>管理人さんスゲー!?開発講座見たら俺もやりたくなってきた!!・・・まぁ何もしないけど。
やってもいいし、やらなくてもいいよ!
ゆっくりしていってね!!
でも結構簡単に動かせるのでちょっとやってみたらハマって面白いかもしれないし
そうでもないかもしれないよ!
ゆっくりしていってね!!
あとちょっと興味もってもらえたのは嬉しいですさ(゜∀゜)ノ

>な・・・!ゲーム開発講座が『復活』しているッ!どれほどこの時を待ち望んだ事か。  
>忙しい中リクエストに応じてくれるなんて・・・ケム兄、アンタ男だよ・・・!  
>ノベルとドット絵講座でお世話になったんで、個人的にはむしろ2.61でお願いしたいですな。  
>他に支障がない程度の更新でいいので、勝手ながら期待して待たせてもらいますぜ。 
そういやドット絵講座も開いた方がいいかな。
でもドット絵そこまで上手な事ないしもっと上手い講座あるしだけど
ソレはプログラム講座でもいえることだから適当に作れる程度の講座あると同時にできて
ちょっと便利かな。

>ゲーム開発講座でスクロールバーを一気に動かすと、ケムさんとポチの顔が合体して見えて面白いな
なんという新しい裏技!
コレで特許をとったら難しいフュージョンや希少価値の高いポタラなくても合体できるから
大ヒットしちゃうんじゃないかな!?
それははかない夢でした。

>http://www.nicovideo.jp/watch/sm56550
>↑SIRENの神プレイ動画、3話の途中で分割Verに切り替える必要があるが  
>シナリオとゲーム性に感動した! よくやった!   
>ちなみにお気に入りは志村のじっちゃんと撲殺天使でドSな宮田、先生やぽぽこの話は全俺が泣いた  
>これはまさに神ゲーだと思うんだ、そしてシュンカイ殿は俺の師匠、異論は認めない 
ちと時間なくて全部見れませんがその二まではとりあえずみますた。
こえー、こういうゲーム吹きながらするタイプですがこの臨場感、うp主の
センスがですぎて怖い。
ちょっとやってみたいなぁ。
でも零とか途中で飽きちゃったしそれを考えると うぐぐ。

>混浴の宿をとったのはもちろん計画どおりさ!!そしてゴザルさんは俺の嫁さ!! 
混浴の宿をとったけど時間ずらして入るからって紳士的な態度をとるか
混浴なんだしと一緒に入って鼻の下を伸ばすかは・・・
自由だーーー!
混浴is Freedom 混浴is Freedom! いっしょにー
混浴is Freedom 混浴is Freedom!
でもかっこつけて別々にはいって後で知らんおにいちゃんと楽しそうに
温泉卓球してるゴザルさんを見るハメにあってもしらんで!
犬井ヒロシは毎回クスリとくる歌を歌ってくれるから好きだヨ。

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 (゜∀゜)ノ

-ヘリオトロープ-
 HELIOTROPE
 メノス・ウノ
一章『オブシディア 少女 銅時計』の7節

 共和国は腐敗していた。
720年前の人類と魔族との戦いの際、人類を統率し勝利に導いた共和国。
その大戦で人類の9割が死滅したが共和国の働きによって人々の暮らしは復興していった。
共和国は人類の柱であり、王は尊いものであった、が。
それは戦があったが故にの事、泰平の世を維持していく力は王にはなかった。
720年、国が腐敗するにはあまりにも十分すぎる時間だった。
 貴族による貴族の為の政治。
貴族がほぼ手をつけていない食事を捨てる陰、
餓死していく農夫がいた。
貴族が遊び半分に奴隷を殺す陰、
やむえず枯れぬ涙に溺れながら子を間引きする両親がいた。
貴族が貴金属を身につけ絢爛豪華なパーティーで踊る陰、
年端の無い娘が娼婦として大人の男に汚い小さな部屋で抱かれていた。
国がその形を維持するのはよもや限界であった。
大きすぎる国、行き届かぬ政治、破裂寸前の風船。
 ”内乱が起きた”
各地の六人の公爵が立ち上がった。
内乱などすぐに鎮圧されると思われた。
そんな事はない、支持する人が多い、多すぎる。
正義は六公爵にあり、正義は六公爵にあり。
人々は口ずさんだ。
 人々は飢えている。
まともな生活を送っているのはほんの一握りの人間だけだ。
共和国派の人間など、ほんの一握りのさらに握った手からこぼれ落ちた程度だった。
20年にわたる内乱が続いていた。

「共和国領の人間は一人も逃すな。
 男は殺せ、背を向けると殺される!
 女は殺せ、新たな世代の敵を生む!
 子供は殺せ、恨みによって成長した者は獅子より恐ろしい!
 老人は殺せ、後の無い者は恐怖心のない刃となる!
 皆殺しだ!皆殺しだ!」
 公爵の直属の騎士団、赤狼騎士団の隊長は槍を掲げ、馬の上から叫んだ。
兵士達は吠える。
各々武器をもって、炎をもって。
”共和国に属する者は皆殺し”
それが六公爵達の内乱であった。
皆殺しにしても何てことはない。
”どうせ一握りの数少ない運の悪い奴ら”なのだから。
 新兵のカイル・ティエポは細身の剣を片手にカブトのバイザーを下ろし息を飲んだ。
「これは革命だ、成功の暁には皆の笑顔がある」
農夫だったカイルは自ら志願して戦場へ出た。
故郷から数十キロ離れた町で兵士の募集があり、今の政府を憎んでいた彼は喜んで兵士となった。
妻と娘を残して。
契約期間は半年、それなりの報酬も約束されていた。
家族の為の賃金、家族のための未来の平和。
思い出す妻と娘のほほえむ顔。
「この町を潰したら帰れる・・・」
バイザーの下の目は細まる。
口が微笑む。

戦いが始まった。
森からの進軍、奇襲!
町の共和国兵士達は公爵軍に対応することは出来なかった。
松明が投げられ家屋が燃える。
綺麗に舗装された道路。
モダンな家々。
花壇には美しい花々。
笑顔の耐えない町民
それは数刻前の事である。
轟く悲鳴、青空を覆い尽くし薄暗くする黒煙、炎の熱気。
道路には町民の死体が横たわっている。
叫び逃げまとう人々。
執拗に追いかけ背中を切り裂く兵士。
 カイルは疾走した。
ビュンビュンと風がカブトと耳の隙間を通り抜ける。
ガッガッと軽快に地面を蹴る。
鎧を着ているといえど軽量の心臓と頭を守るだけの装備、さほど重いものではない。
逃げまとう目の前の老人を追い越す、その前にいる共和国兵。
カイルは飛びかかった。
力一杯飛び上がり剣を振り下ろす。
文字にできない奇声を上げての一撃。
人なんて殺したことがない、初めて今人を殺そうとしている。
目は真っ赤に充血し、涙で潤み、喉が乾き、息が乱れる。
共和国兵は渾身の一撃を剣で防いだものの、あまりの一撃に剣はへし折れた。
着地と同時の横凪、この一撃は冷静だった。
鎧と鎧の隙間を見ながらの一撃。
肉を切り裂き、肋骨を切り裂き、肺を破り剣が空を凪いだ。
血の噴水、感触だけで相手の死を見た。
即死せずとも絶対に訪れる死、”俺は人を殺した”。
その兵士が力尽き崩れ落ちるのも確認せず踵を返し疾走しさきほど追い抜かした老人の首を跳ねた。
カイルは止まらなかった。
走りながら一人、また一人切り倒していく。
その姿はまさに疾風迅雷のごとく、正規の騎士は彼の強さに関心した。
彼に続くかのように彼同様、募集で来た者達も人々をこぞって殺し回った。
カイルは一心不乱の無心だった。
殺す事を考えてはいけない、考えては決心はブレる。
数時間後、この町の共和国の兵士達を皆殺しにすることに成功した。
この町の貴族達は皆捕らえられ、先ほど全員服を脱がし腹の皮一枚切り裂くという処刑を行った。
内蔵が飛び出すが大きい致命傷ではない為何十分ものたうち回る。
すぐに死ねない、しかし死に神はドアを叩いている。
時間をかけて殺すのだ。
その光景を見ている騎士達は笑っていた。
それほどにまで共和国への恨み、貴族への憎しみは大きかった。
後は生き残りの町民を殺していくだけだった。
カイルに疲労感は無かった。
それよりも初めての殺しによる興奮のため妙な高揚感で足が軽かった。

 中を探索した家の中では兵士達が一人の女を暴行していた。
カイルは剣を柄に納め彼らに近寄った。
「よぉ、お前は確かカイルだよな」
「おう」
「さっきのお前の活躍には心躍ったぜ。
 俺が見ていただけでも共和国兵を三人は殺してたな。
 たいした戦闘能力だ」
下半身だけむき出しにして椅子にすわり休んでいる兵士は愛嬌ある顔で笑いながらカイルを誉めた。
「あんたも半年以上女抱いてないだろ、殺す前にちょっと遊んでけよ」
ふと、他の生き残りを殺す仕事中なんだがな、と彼は思ったがフっと笑いカブトを脱いだ。
 女は指に婚約指輪をはめていた。
歳は20前後で栗色のウェーブした綺麗な髪は乱れ、美しい顔は涙と涎と鼻水と、ぶちまけられた精液でどろどろだった。
ゴクリと生唾を飲む。
惜しげもなく露になった胸は大きく形が良く、未出産の女性特有の茶と桜を混ぜた乳頭の色。
栗色の陰毛の下の桃色の大陰唇。
「ふひ、で・・出る!」
女を犯している太った中年の兵士のケツがブルっと揺れ、大きめの男根とそれを包み込む陰口の隙間から精液が漏れ出る。
もう何人にも犯され中は精液まみれだということがよく解る。
カイルの口が緩んだ。
「良いな、スゲー良い」
 久しぶりに見る女体、異常な空気での淫行。
彼は異常に興奮した。
「一緒に戦った仲だ、みんな兄弟になっちまおうぜ」
男はゲラゲラと笑いながら言った。
カイルはそれは名案だとズボンを脱ぎ、射精し終わった男が退くと女に覆い被さった。
「よぉ共和国女、気分はどうだ?」
彼女は恐怖にひきつった顔で彼を見るだけで奥歯をガチガチ震わせて何も言えなかった。
「俺はカイルだ、覚えとけよ、死ぬ前にお前を抱いた男の名前だ。
 地獄に落ちたら無意味に俺の名前を呪い唱え続けろ」
 にやぁと笑うカイル。
共和国の女は地獄に落ちる、地獄の底で何を叫ぼうとも誰にも聞こえず永遠の虚しさに包まれる。
カイルはそう耳元で囁き、彼女の髪を撫でた。
「美しい髪だ、艶があり綺麗に整っている。
 共和国派の人間は豚だ、国に飼い慣らされた家畜だ。
 飼って頂けるから良い暮らしができる、それを望む豚だ」
「違ぅ・・・ちが・・・」
女は首を横にふり、喉の奥からかすれた声を上げる。
「さて、家畜の収穫時だ」
 彼女の肉付きのいい太股を掴み股を広げさせる。
もう何回も抵抗した、そして何度も無駄な抵抗を味わった。
彼女にはもう抵抗する力は残っていなかった。
膣口に彼の男根を当てる。
ギンギンに勃起したソレは異常に反り返り力一杯根本から掴まないと狙いが定まらない程だった。
いっきに突き上げる。
何人にも犯されたその膣は柔らかくトロトロとしており難なく子宮口まで亀頭が打ち付けた。
隙間から中にたまっていた精子やバルトリン腺液が吹き出る。
腰が勝手に動く。
ふるえるほどの快感が襲う。
脊髄が震え、目は恍惚となり、涎がでる。
「ひぐぅ・・・」
 女は拳を握りしめ体を強ばらせた。
あまりに反ったその男根は彼女の弱いところを引っ掻いた。
痛み、憎悪、恐怖、それらが体を大きく支配しているのにオーガズムを感じたソレは彼女の羞恥心と屈辱感を煽った。
まるで壊れたモーターのようにカイルは力一杯休むことなく彼女の膣の中を突き続けた。
胸を吸い、唇を吸い、瞳を舐める。
何度も射精した。
それでも彼は腰を止めることはなかった。
女はいい、最高だ、本当に女は最高だ。
 何度も何度も犯された女はいずれ狂った。
じきにくる死と、彼の攻めに心が壊れた。
「いひぃ、いぃぃ、もっとぉ!!」
涎をまき散らしながら彼女は絶頂に達した。
絶頂にたっしても休まることのない攻めによる絶頂を塗りつぶすさらなる絶頂。
”イキ”が止まらず子宮から本気汁がとめどもなく出た。
カイルと女の舌が絡み合い、唾液が混ざり合い、ポタポタと乳房に落ちる。
女の上がった息がさらに速度をあげる。
「だめ、もう、イク・・・イクイクイク・・・ふぁ、ひゃん・・・あ、ああああーーー!」
叫びながら仰け反り、絶頂する。
膣が極限まで締まりカイルもまた絶頂した。
次の瞬間。
目の前が真っ赤に染まった。
みていた兵士の一人が女の首を剣で突いたのだ。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
疲れ切ったカイルは獣のような目で彼をみた。
「よっぽど溜まってたんだな、でももう集合の時間だ。
 パーティーは終わりだ」
 耳をすますと外で集合を呼びかける声が聞こえた。
返り血で真っ赤に染まった体を女から剥いだ服でふき取り、女をみた。
絶頂中に殺されたためか体はまだ痙攣し、膣口からは精液がとめどもなくたれ出ていた。
その顔は幸せそうに恍惚としていた。
カイルは呟いた。
「もったいねぇ」

「どうしたの、ねぇ、どうしたの?」
 画家カイル・ティエポはふと、目の前が白や黒に点滅したような感覚に襲われた。
「大丈夫?
 顔中すごい汗。
 ストーブが暑すぎて脱水症状おこした?」
 エールは心配そうに彼の顔をのぞき見た。
よこに置いていた布で彼の額をの汗を拭う。
ちなみにその布は雑巾だった。
「あ、ああ・・・」
 カイルは立ち上がり水を一杯飲み上着を脱いだ。
「あ、おい動くなよ。
 まったく同じ形に髪をなびかせる事は出来ないだろうが」
「あう、ごめんなさい。
 でもなんだかしんどそうだったから」
エールはしゅんとする。
カイルは目をぎゅっとつむり、眉間を指でおさえながら上をむいた。
目の奥に深い疲れを感じた。
「いい、さっきのポーズにもどれ」
「はーい」
 ぱたぱたと移動するエール。
 その後ろ姿をカイルはぼんやりと眺めた。
かがむときに見えた肉厚の割れ目。
形のいい尻。
床に寝転がり髪の乱れを直すときの流し目。
小さな胸の先の美しい桜色の乳頭。
カイルは頭をふってもう一度水を飲み干した。
ああだめだ、俺は今疲れている。
彼はそう呟いた。


・08/2/25
・俺とジャンヌダルク
そういやジャンヌは少し気になっていた上にだいぶ安くなってたので入手しますた。
真に面白いかどうかまだ初めて4ステージくらいしか進んでいないので判りませんが
普通に面白い、シュミレーション嫌いな私でも面白いと思えたりジャンヌかわいかったり。
あとジルドレがお気に入り。
タクティクスオウガがもっとシンプルになったような作りでシンプルが好きな私にはたまらない気がする。
え?アルカイックシールドヒートはどうなったって?
ああ、そんなのもあったね。
ところで昨日このHPを検索した方の検索ワードが「アルカイック エロ シールド ヒート」だった。
エロを挿入している箇所が絶妙で吹いた。

・俺と落書き
スーパー単眼タイム
ゴザルさんはポニテだし服描き易いしオッパイおおきいしで描き手と一部の人に良しなオナゴよ。
カトブレパス母はうってかわって描きにくいしごくごく一部の人にしか良しではない良くないオバチャン
だがムーミン化すると急にファンシーな癒し系に
即石化
娘のほうは、とにかく良し。娘も母もカトブレパスだけど名前はないのだろうか

スーパーもふもふタイム
頭は犬で、胴体は人間で、下半身は馬という妙な井出達のニケさんはゴザルさんのマブダチ
イヌさんはよくアレンと仕事するけど二人とも力任せな戦い方するからいつも全滅の危機だ
十三はじつは旗本なんだ。エリート武家なんだ。もふもふなんだ
歳をとっても今一つかわらないし、大変もふもふしてる
ゴザルさんが食われたー
孕ませ十三と言われど寝ている女に手を出さぬ。よかったねゴザルさん
今一つもふもふ度の低い尼僧レインだけど耳とか髪は結構もふもふして・・・してないな

スーパーやぬきんタイム
なんだか描くたびに男前度が下がり可愛さが上がってるような気がする矢貫冴ヱ
ところで冴ヱ(さええ)ってなんだよ、呼びにくい、考えたやつは相当な馬鹿だ!ええい俺か!
もっと女の子は肉があるほうがいいと言われて肉をつけてみたけど、こんなヤツは蟲に食われて終ってしまうよ!
肉便器、私の好きな単語の一つさ!


スーパー菊門タイム
な、なんだってー!?
見損なわれては仕方が無い、見直されるように頑張ってお尻で気持ちよくなってもらいます

スーパー骨タイム
ジル・ド・レイはぜひともそのうちロスソかナイトメアメーカーで出したい

・拍手レス
>キテレツ殿!これではねこまみれというより、汁まみれでござるYO!! 
汁が好きで好きで仕方ないので仕方ないよね!
汁好きといわれてふとまた矢貫を汁まみれの妊婦にしてしまった。
今は反省どころかもっと書かずにいられないからだになってしまった。

>つhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1864146
>色々とウッーウッーウマウマ(゚∀゚)がございますので、どれでもご参考にw 
なるほど、だいたい理解しました!
世の中何が流行るのか判らないとはまさにこのことだと想ったという。
これものま猫のようにならないことを い、祈るしかねぇ!
そして今一つ食指が動かずビブリオで書くかどうか悩むのであった。

>スト4は終わったね。後はブレイブルーと新しいkofとアルカナ2だね。
なんか過去のキャラ選択がちょっと今一つ感が。
あといまさらシャドルーとかという感じも。
3みたいなリュウケン以外一新のほうが良かったなぁと思ったり過去のキャラだすなら
3やZEROのキャラ出せよ感があったりとか、つまり
過去キャラを沢山出すならZEROシリーズでいいじゃないってことさ(´・ω・`)ショボーン
でも動いてる新しい動画を見た感じゲームとしては悪くないかも。
ブレイブルーはGGのシステムを元に作ってるらしいのでGGシリーズもう格闘ゲームで出さないといってるし
ちょっと期待がありますが、主人公の名前とか技の名前とかもう・・・
口にするだけで恥ずかしいキャラというか、その・・・なんていうか・・・。

>これは…!ねこまみれ’ヒロイン揃い踏みではないですか!今年は何と豪華な!  
>これでも全員ではないとは、こんなところにもサイトの歴史を感じますね。  
>それと私もHSPユーザーで、ここにもゲーム開発講座が縁でたどり着いたクチなのですが、  
>2.61でも…いいんじゃないですか?初心者でも自前で3.0用に直すくらいは何とかなるでしょうし、  
>何よりあの講座自体に意味があると思います。私もお世話になりましたぜ!ありがとうケム様! 
しかし形にしたいけどキャラを作っただけで内容作れてないのが多くてうぎぎ。
HPSの講座はばっちり再開しました。
ふふ、旦那のその熱意が私を動かしてしまったのさ!
でも更新したいしたいと思っていたので実にいい機会でした。
ちゃんと更新していけるかなぁ。

>めだまマン=リアルにグロい百目(by悪魔くん)ということで落ち着きました。
なんだって、そいつぁ確かに弱いはずだよ!
悪魔君は最近十話までみましたが、百目が、すごく、見てて辛いです。
いらない的な意味で。
あと悪魔君は親友になったメフィスト二世を次の話で拷問にかけて下僕にするとか
まじ悪魔君は悪魔だぜ、でもこの文章だけみるとちょっとエロいですよね。

>クソッ、ポチがかわいくて仕方が無いんだ!
正直なのは関心だ、気に入った!
ポチとファックしていいぞ!
そういやポチ看板娘なのにTOP絵あまり描かないなぁ。
しかしゲーム開発講座を再開したので久しぶりに顔グラ描いたなぁ。

>めだまマン萌え
めだまマン(仮)人気に嫉妬する
狂丸であった( 皿)
クリーチャーとか結構デザイン苦手なので魔傀儡他のちゃんと書けるか心配する
私であった

>バグって相手を侵食したらその能力使えたり出来るん?
それは考えたことないなぁ。
まず普通の人間より高い能力をもってるから低い能力を使う事はないからね。
あと従者は頭がイカレてるから何か特殊能力をもってても使えないと思うよ。
蟲は元になっている人格があるのでその能力が有効だとおもったら使うかもね。

>おいケム兄、貴由の暴走をとめろ!野郎、舟木兄弟の妹をふたなりにしやがった
ケムニャの剣先、やや熱いか。
そのシーンだけ見ましたけどあの体つきであの破壊力のパンチはないですよね。
つまり私がいわんとすることはいたってシンプル。
ふたなりとかマジ大好き!!

>ケム兄、今更だがロマサガ2クリアしたぜ。クイックタイム使用してな!
ダメダヨ、折角のラストバトルの緊迫感がなくなっちゃうヨ!
ところでクイックタイムを習得するために水魔法を使いまくらなくても
同じだけ他の魔法を鍛えても普通に倒せるんですよ実は。
リヴァイバとシャドーサーバントを使っていいぞ!

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 (゜∀゜)ノ

-ヘリオトロープ-
 今回は他の事していたので次回に。


・08/2/17
・俺とアルカイックシールドヒート
さてこのゲーム、発売前にワクワクした人も多いでしょう。
美しいグラフィック、主人公のエロさ。
そして発売してやって絶望した人も多いでしょう。
システムのへんてこさに。
てことで悪評のお陰ですっかり驚きの価格まで値下がったアルカイックですが
捨てる神あれば拾うケムありとはよく言ったもの。
出て半年くらいしかたってないのに価格1200円という捨て値だったのでちょっと買ってみました。
売りのDSじゃありえない3Dって聞いていたのですが
「こいつぁとんでもねぇアンサガだぁ!」
アンリミテットサガ、それはポリゴンと水彩絵をかけあわした全く新しい手法。
しかしそれはPS2の能力を上回る技術ゆえにとった方法、それはポリゴン表示ではなく
すごい性能のPCでつくったポリゴンを1枚づつ画像化しているものでしたー。
つまりアルカイックもそんな感じの、しかも動きが一々タルい。
一回攻撃するのに時間かかって超タルい。
あとタッチペンオンリーの操作が鬼タルい。
しかしシステムが凄いシンプルです。
最近のSRPGってシステムが複雑で大嫌いだったのでその辺は私のモチベーションを助けてくれる。
気がしまう。
あと中古だったんですが前のデータはステージ3で終わってました。
吹いた。

・俺と今日のニコニコ
スト4の対戦動画が出ました。
すげぇ!
なんという斬新な動き、そしてイメージイラストを極限まで再現したグラフィック・・・。
流石カプコンといったところでしょうか。
なんてイウトデモオモッタカー

・俺と落書き
そういや華灯風あやめの同僚は沢山いるけれど
デザインしたことないなってことで一つ作ってみた。
矢貫冴ヱ(やぬき・さええ)。あやめと対照的な性格のキャラを作りたかったんだ
この人は傀儡使いをサポートする騎士役なので魔傀儡もってないよ
メガネ君(仮)と朴念仁君(仮)。メガネ君が傀儡使いで朴念仁君が騎士
目玉マンも(仮)なので安心してくれ!弱いけど
矢貫さんはちょっと男前な顔してるので、あえてエロいことをさせたいと思うのでした
深い意味はないスルメイカ

その昔くにお君みたいなの作りたいなぁと思ったけど
プログラムが面倒すぎてドット絵だけかいて放置したという主人公と先輩
戌亥アズサはデイリー&ワーストの戌亥スミレの息子だったりする次回作、ジャンルが全く違うけど
何処馬骨流は別に何処馬骨夫の息子ってわけじゃないよ
マッハパンチには夢がある

バレンタイン、それはチョコとかそういうのよりも
描く題材が得られて有り難いイベントってことで何人か書いてみたけど
適当な人選。
全員わかるカナ カナ
泪美 ポーチカ(ポチ)。看板娘
エイシュル ナミキャリバ(エール)。ヘリオ小説の女の子
満潮 遥。ゼイヴィアオールドスタイル&少年捕物帖
マクロファージ。落書き
村雲 一女(ゴザル)。フリーダム
レダ シャルル。デイリー&ワースト
矢貫 冴ヱ。魔傀儡
カトブレパスの娘(かとぷー)。製作中断シュー
西城 玲。製造中止ノベル
藤井椎名と佐藤継子。魔傀儡
チージゥ・(蜘蛛女)。製作中断シュー

チョコレートの日の次の日
流石狂丸さん!武士なだけあるぜ!
HP1になるまで殴り合い、それが先輩と後輩のありかた!


・拍手レス
>VPの弓オンリーなら俺はロキまで倒したZE! ロキ戦は300ターン近い死闘でした  
>パワーバングルとマイトポーション、ルシッドポーションを駆使すると良い感じですぜ  
>あとはラウリィに3000の弓、セラスに1600の弓装備させて決め技の後半にもっていくのがミソ  
>でもSGの2大BOSSは完全にガッツ任せ そもそも最強の弓が2本しか手に入らないとかふざけてr(ry 
セラスは知らない人だけどラウリィには確かダメージにばらつきのある弓もたせてました。
奥義の当たる回数がめちゃ多いラウリィにしか使いこなせない弓ですた。
というかアレ+攻撃力うpのアクセサリー2つつけたラウリィの強さが異常すぎて
くやしい・・・でも、ラウリィなんかに感じちゃう状態!
あとジェイクの爆発する攻撃のゲージアップ率があまりに高くて魅力だったのも覚えてますが
弓プレイは魔法も使い魔もないので回避されたときの辛さは異常でしたね。
またプレイしたくなってきますた。

>ヘリオ小説、世界観の作り込みがたまらんですね。  
>そして何よりエールはかわいいですな…。  
>でも危ない危ない、ねこまみれ’的には遥の存在も忘れられませんね。  
>ぜひ彼女にもまたどこかで出番を…と期待してしまいます。 
世界観を作るのって楽しくてついついどうでもいいことまで作ったりしちゃうのですが
矛盾が出ないように気配りするのが苦手なのでよくよむと辺なのが多いかもです。
実は何個かゲーム中とか小説中で重要になる設定があったりするのはナイショさ。
遥とかが活躍する小説はヘリオの小説書き終わったら描きたいなぁとも思ってたりしますさ。

>アブドゥルとジョースターさんのホモビデオを発見した訳だが...?
見えない!何も見えないぞー!ナランチャばりに何も見えない!
ところで今思ったんだけどアブドゥルってモマメドかアブドゥルどっちが苗字でどっちが名前なんだろう。
インドの名前の名乗り方を知らないのでどっちを先にもってくるのか判らないけど
モハメド・アブドゥルだから名前がモハメドっぽいし、でも皆名前で呼んでてアブさんだけ苗字ってのも
変な話だしで、わ、ワケが判らない!

>跡地のゲーム開発講座が・・・ベリッシモ(´・ω・`)ショボーン 
ちと用があって前のアドレスのデータほとんど消してしまいました。
そうだ、ゲーム開発講座を更新しないとね。
でも今更hsp2.61はないよなぁ感があって3.0を勉強してから更新したいのですが
正直めんどくさい状態でやっぱ2.61でいいかな?いいですとも!
てことで更新しても2.61なのでその辺り宜しくネ!

>エ、エールちゃんはレイプされちゃうのカナ?コブラさんを呼んだ方がいいのカナ!?
ひゅう!蝙蝠も気がつかない俺のフラグに気がつくとはカンの良いヤツ!
さてどうなるかは読んでからの楽しみってことでコブラはクリスタルボーイさんに頼んで
牢屋的なところに閉じ込めておいたので安心してください。
あとそういやコブラの原作て話ごとのヒロインのキャラよく死にますが
コブラさんに出会わなかったら死なずにすんだってこと多いですよね。

>ビブリオさんや白血球さんでウッーウッーウマウマ(゚∀゚)をお願いします  
>topの信吾、単品で下さい  
>あ、ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)は魔傀儡キャラでもおkです  
そういやソレよく聞きますが元ネタはなんなんだろう。
食べた事のないものを食べる勇気はありますが
見たことのないものを描く勇気は無いのですたよ。
あと信吾単品で描いちゃったら描いた自分がテレてしまうじゃないですか
危!かなりの危!

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 ふふふ、今回プレイヤーの記憶力と知識を試されてそれによって
画像が収集できたり出来なかったりするシーンがあるから気をつけて。

-ヘリオトロープ-
 HELIOTROPE
 メノス・ウノ
一章『オブシディア 少女 銅時計』の6節
 白い肌故にランプの明かりを綺麗に反射しオレンジ色に染まる。
白い肌に白いブラウスに白いパンティ。
その姿をランプの明かりがオレンジに染める。
茶色い木造の壁。
かけられた額縁。
黒いカーテンで塞がれている窓。
ストーブからはゴゴゴと石油の燃える音。
油絵の具の臭い。
頬を桜色に染める少女。
生気のない目で見下ろす男。
「あの・・・」
 エールは体を縮めてカイルに声をかける。
カイルは鉛筆をナイフで削りながら、ん?と返事する。
「このままじゃ・・・」
「早く脱げ」
「だよ、ね・・・」
 エールはヌードデッサンのモデルのため、服を脱いでいた。
白いファーのついた暖かいジャンパーも、沢山フリルのついたシャツも。
下着姿のエールの心臓は高鳴った。
こんな姿、お父様以外の男性に見せたことがない。
すでに羞恥のあまり倒れそうである。
「あの、裸婦画にする必要があるの?」
 その問に対し彼は手を止め、じっとエールの目をみた。
深淵のように黒い瞳。
エールの髪のように艶のある美しい黒ではない。
底の見えない谷底のように暗く、光の反射する余地のない闇の黒。
その目にエールは今まで感じたことの無い感情が芽生える。
恐怖に近いが、恐怖のそれとも違う。
嫌ではなく、好きのそれとも違う。
「裸婦画にしない必要が何処にある?」
 エールはその言葉の意味がよく解らなかった。
カイルは別に慈善のためにエールにこの仕事をもちかけた訳ではない。
飯にありつける絵、買い手のある絵を書きたい為に頼んだのだ。
オブシディアの女性の裸婦画が珍しい訳ではない。
割とポピュラーではあるがどれも熟れた女性である。
ふくよかで、慈愛に満ち、大人の女性の魅力を感じる絵。
しかし逆に初々しい子供の絵は少ない。
ましてや裸婦画となるとそうあるものではない。
想像で描けないものではない。
想像だけで絵を描く画家は多い。
しかし目の前に生の題材があるのと無いのでは、その絵が巧い下手とわず何かがある。
カイルはそういった理念のもとに絵を描く。
スケッチが彼の絵の骨格なのである。
故に彼は売れるオブシディアの少女の絵を描きたいが為にエールを選んだのだ。
「・・・・」
 エールは俯いた。
『知らない人の前で裸になるなんて嫌だ。
 でもこの人は私を描きたいと言っている。
 私のような子供に魅力を見出して描きたいって・・・。
 カーテンは閉まってる、他の人には見られない。
 この人だけなんだ・・・』
 エールはブラウスに手をかけた。
自分の手は汗でべっとりと濡れていることが解る。
肩は震え喉が乾く。
『大丈夫、大丈夫だから』
 自分に言い聞かせブラウスを脱いだ。
子供のあどけない膨らみかけの乳房が露になる。
小さく、それでいて曲線を描き柔らかさのある胸が。
乳頭は大人の女性のようにぷっくりと膨らんでおらず、まだ男子に近いものがある。
胸は汗で濡れ、つぅ・・・と胸の間を流れ臍の横を通りパンティの生地に吸い込まれる。
「・・・暑いか?」
「いいえ、いいえ、違うわ。
 緊張して・・・汗が」
「リラックスしろ。
 汗にまみれ顔の強ばった絵なんて描きたくない」
「うぅ・・・」
 ハァと深く息をつき深呼吸をする。
緊張は解れなかった。
パンティに手をかける。
太股を抜け、脹ら脛を抜け、踵を抜け、つま先を抜ける。
物心ついてから誰にも見せたことのない下半身が晒される。
陰毛は生えておらず子供独特の高い土手。
故にぷっくりとした割れ目をつくる肉が強調される。
汗を吸い、湿気たパンティを籠に入れ、横にあった椅子に腰掛ける。
右手で乳房を隠し、左手で陰部を隠す。
「よし脱いだな」
 カイルは削り終わった鉛筆を画板の横の缶の中に入れ、けしごむを布で磨きながらエールの体を見た。
爪を綺麗に切りそろえたつま先から、小さく強調しない脹ら脛を通り、腰のライン、へそ周りの肉。
うっすらと浮き出る肋骨のライン、くっきりと見える鎖骨のライン。
首の筋、桃色の唇、高くない鼻、猫んおような目。ルビーのような瞳、オブシディア。
「あの・・・」
 カイルの目はまるで市場で仕入れる魚を見定める料理人と同じような目つきをしていた。
真剣そのものでスキがなく、鋭く、情熱的で、男らしい。
死んだ魚の目ではない、仕事をする男の目だった。
その目をみるとエールは何か熱いものが体内の血管の中を流れる感覚を覚えた。
「あの、カイルさん」
「ん?
 ああ、大丈夫だ、良い体をしてる。
 描きたかった絵が描ける体だ」
「そう」
 私に女の魅力を感じているのだろうか、とエールは思った。
そう思うと桜色の頬はますます赤くなる、がしかし。
「思った通り、子供っぽい体つきだ。
 非の打ち所がない、大人と子供の間、その中間のさらに子供より。
 大人の魅力が無い。
 実に良い健康な子供だ」
「・・・」
 ガビーン、という効果音を鳴らすべき所であろう。
まったく女としての魅力を彼は見ていなかった。
それに対してエールは少なからずショックを感じた。
子供、そうエールは子供である。
法では10歳を越えると大人として扱われると言えどエールの体も心もまだ子供であった。
「さぁ、そこに寝てくれ」
 彼の指さした床には白い布が敷いていた。
「寝るの?」
「そうだな、ちょっと待ってろ」
彼はさらさらとスケッチブックに人の形のアタリを書きポーズを見せる。
「こうだ」
体を横にし、肘をつき頭をささえるポーズ。
横になるのは楽なポーズではあるが三時間となると大変そうである。
エールは横になりポーズをとった。
「おい、胸を隠すな、右手は後ろに隠れるようにしてろ」
「だって・・・」
 抗議しようとしたがエールは指示に従った。
芸術とはこういうものだと諦めるしかなかった。
横になっても形の崩れない乳房が露になる。
エールの心臓は高鳴り生唾を飲む。
凄く緊張している、動揺している。
しかしそのような姿を相手に知られるのは恥ずかしく平然を装った。
口は笑みを作るがぎこちなく、息の回数を減らすが肩は大きく揺れる。
「リラックスしろよ」
「ぜ、全然余裕ですわ」
「・・・そうか」
 カイルはじっとエールを見つめる。
見られるとみられるほどエールは緊張し、汗が滲み出た。
カイルが立ち上がる。ミシ、ミシと床をきしませ彼は寄ってきた。
大きな男だ、それが寝て見上げるとまるで巨人のように見える。
逆光で彼の顔は闇に隠れて見えない。
そしてゆっくりとしゃがみながら手をのばす。
エールの心音がさらに高まる。
彼の手はエールの太股をつかんだ。
「ひぁあ!?」
 変な奇声を上げて掴んだ手を振り解いた。
エールの顔は恐怖にひきつり目には涙が浮かぶ。
それをじっとみる彼の目にエールの恐怖心はさらに高まった。
「なんだよ・・・」
「変なことしようとして!」
「しねーよ」
 カイルは少しムっとした。
ずっと無表情だった顔にはじめて変化を見せた。
「ポーズを少し変えようとしただけだ」
「言えばするよ!」
 肩で息をするエール。
カイルははぁとため息をつく。
「黙って寝てろ。
 俺は不器用だがおまえも不器用だ」
 そう言うと彼はまた足をつかんだ。
 エールは少し恐怖を覚えながらも黙って彼の行動を見守ることにした。
右の膝を少し曲げ、太股を前に出す。
「土手がな、少し高いんだ。
 だからこうやって隠せ。
 全てを晒せとは言わない」
そう言うと敷かれた布の端を手に取り一部を腹に被せる。
そして三歩後ろに下がり、また近くにより、髪を手にすくい彼の思う場所にかける。
そしてまた散歩下がりうんと頷く。
 彼は思い通りのポーズを作りたかっただけだった。
エールはそれを理解し、自分に言ったことを思いだし恥じた。
彼は画家なんだ、と。
「もっと楽しそうな顔をしろ」
「楽しそうな顔・・・」
エールはにっこりと笑顔を作ってみた。
彼女はちゃんと笑顔が作れているだろうか心配したがそれは紛れもない良い笑顔だった。
「・・・違うな、もっとこう、憂いというか」
「憂い?」
「そう、こう・・・なんて言うか。
 優しく笑え」
「優しい笑顔・・・?」
 そう言われてもよく解らない。
優しい笑顔、人に優しさを与えることを自然としていた彼女にとって優しさを作るとは少々想像できないようだ。
「そうだな・・・思い浮かべろ、春になって花が咲いているのを。
 それを見たとき自然とでる笑顔だ、ああちがう、さっきと同じ顔をするな」
「難しいよ」
「じゃあ眠そうに笑ってみろよ。
 ・・・おいなんだその馬鹿顔は」
「うー・・・」
 憂いの笑顔、エールにとって完全に未知の世界だった。
「笑顔はもういい。
 アンニュイな表情を醸し出してみろ」
「あんにゅい・・・?」
 コレもまたピンとこない言葉であった。
「面倒臭いと思ったときの顔だ、面倒だった時の顔を思い出せ。
 おい、ふざけるな、誰が面倒くさい顔をしろって言った」
「言ったじゃない!」
「言ったか・・・?
 言ったな・・・面倒なやつだなお前は」
 彼は頭を書いて頭を傾げた。
頭を傾げたいのはこっちだとエールは思った。
「そうだな、顔以外から描くからそれっぽい顔を練習してろ」
 彼はそう無責任な事を言うと画板にはられた布に鉛筆を走らせていく。
こういう絵は普通木炭で書いていくが彼は彼なりのやり方があるらしく鉛筆を走らせていった。
エールは表情の練習といわれてもどういった顔をしていいのか解らず彼を見ていた。
真剣な表情だった。
 まるで騎士が悪敵を剣で倒すかのように、鉛筆が画板を端から端まで何度もスラッシュする。
べつに大げさな動きで絵を描いているわけではない、真っ直ぐな線を数本描いて遠近感の中りを作っているのだ。
エールはその動きが妙に勇ましく見え、関心したような顔をする。
黒い瞳がジっとエールを見ては画板に視線を移し鉛筆を走らせ、
黒い瞳がジっとエールを見ては画板に視線を移し鉛筆を走らせた。
その視線は皮膚を貫き、脂肪を貫き、筋肉繊維を貫き、骨を貫き、内蔵を貫き、脊髄を貫くかのように。
見えているもの、見ているものの本質、見ているものの有り方。
それらを見ているようだった。
まるで考えている事すら、自分の今までの生い立ちすら、何もかも見通しそれを踏まえて絵を描いているような。
そんな視線に見えた。
 実際は彼はただ見えているものを無心に、一心不乱に描写しているだけであるが、その真剣な眼差しには力があった。
指が小刻みに動く度に黒鉛の粒子が布にしみ込み、白い無から黒い有を作り上げていく。
さっきまで何もなかった布には確かにエールの形が生まれていった。
『凄い・・・真剣な目』
 あの目で見られる度にさっきの体の中の熱さが大きくなっていった。
ふと、カイルの頬に汗が垂れるのが見えた。
『そうか、私が裸でも暖かい温度にしてるから熱いんだ・・・。
 そうか・・・。
 不器用で、無表情で、喋りが下手で。
 でも優しい人なんだ』

 ふとエールは微笑んだ。
優しい憂いのある、愛しい人を思う女のような、子を想う母のような微笑がこぼれた。
カイルはその顔を見逃さず、サラサラと描いていった。
 その笑顔につられるようにカイルは口が緩んだ。
『大丈夫だ、描ける。
 こんなあどけない子供だ、心配は無かった。
 大丈夫、俺はちゃんと描けている』
 ふと、カイルの脳裏に過ぎった過去の風景。
死体の山、己の握る血まみれの剣、聞こえるのは悲惨な叫び声と怒号。
醜く笑う己。
ああ、戦争は地獄だ。
戦争は地獄だ。


・08/2/10
・俺とスト3
色んな猛者と戦いましたがどうもブロッキングが出来なくてボコボコにされたり
レミーだとそれなりに勝てたり。
溜めキャラて凄い苦手なのですがレミーは妙なフィット感があるんですよ。
あと仕様するSAがどれもびみょんなのばかり使うのですが
強くてに人気あるSAよりもこういう微妙なのが好きで好き出仕方ないので仕方ないヨネ。

・俺と肉屋
近くの肉屋が潰れるってことで閉店セールで全品50%オフだった。
それどころかほとんどの商品が50%価格になっててそれがまたレジで50%になるという
鬼の割引っぷりでしたが私が言った時はすでに店のほとんどの商品がもう無かったワケで。
フライドチキンが残っていたのでソレとメンマパックを買ってきたワケで。
夕飯早速フライドチキンを食べたわけで。
死ぬほどマズかったワケで。
肉ってのは美味しいものさ、肉はあらゆるものに合う素材!
私のにらんだ所ケーキにも合うに違いない。
ケーキ=美味しい
お肉=美味しい
お肉ケーキ=超美味しい
の理論で。
そんな肉がマズくなるフライドチキン・・・そうか、フライドチキンがマズいから
その肉屋潰れるんだ・・・。
グッバイ、肉のハナマサ麻布店。

・俺と絵
そういや東京に着てから絵を描く量がぐっと減ったと思ったのですが
最近毎週一枚書いてるし落書きの量へ減ったけどCGは凄い上がった気がしてきた。
でも今回はヘリオ絵無しさ

・俺と携帯アプリ
携帯版カルドセプトをダウンロードしようとしましたが
なにかあるごとに通信を行いかなりの容量の通信をするらしく
やがて私は考えるのを止めた。
そういや三月配信のアトラスのアプリはペルソナ3らしくて楽しみ。
相変わらず無理やり隙間にねじ込んだストーリーっぽいですがゲームが楽しめたらソレでいいのさ。
しかし無理やりねじ込むにせよifのハザマ編みたいなニヤリとくるストーリーを作って欲しいものさ。
あと月額製のアプリは死ねばいいのにと思うこの頃であった。

・俺と今日のニコニコ
イカと抵抗で腹筋つりかけたヨ私もこんな動きができたら・・・。

・俺と落書き
久しぶりの彼方と遥
描くごとに子供っぽさが消えていく気が
遥は描いても描いても子供っぽいけどそういや最初タレ目だったことを忘れてた
メノスウノにその内出てくると思われるハーフエルフ
いつも私が太く眉毛を描くと男っぽくなるのにコレは良い感じにできたかな
背景は適当に描くと好き勝手描けるけど綺麗に書こうとすると難しいよね、うぎぎ

・拍手レス
>こんな格好いい絵にこんな可愛いエールさんが居ても、普通はぶちこわしになるだけのはずですが  
>その格好いいのが信吾だと言うだけで何一つ違和感無くなるのが不思議ですね 
きっと普段信吾がバカヤロウだからそこにお馬鹿成分を入れても溶け合って
問題なくしっくりきてしまうのかもしれない!

>ウサギ 性欲  あたりで検索してみな。スピーシーズも真っ青な生態が明らかになるぜ。
これはすげぇ!
ウサギエロすぎるよ、というか妊娠属性な私は
妊娠してるのにさらに妊娠するって所のチェックしたネ!
コレは何かのネタにしたいネ!
ウサギあやめを・・・考えただけでうひひだネ!

>逆裁4の駄点はハラハラ感がないせいかも。
たしかに1〜3は最後は馴染んだキャラがピンチに陥ったりして
ソレを助ける友情的な作りが格好良かったですが
4は最終話以前から出るキャラ達がキーになるといっても
無罪にしなきゃ感がちょっと薄い感じがしますね。
とりあえず5が製造決定してるので楽しみ!
前作よりダメでも面白い事には変わりないという点は凄いさ。

>ルガールは!?ルガールは使わないの!?ていうか信吾キター!!!
98のルガールちょっと操作性に関してちょっと苦手なんですよね。
Ωの方は自重すぎるので無しですがノーマルルガール使って勝った事なかったりするのは
良い思い出さ!

>フヒヒwwwサーセンwww久々のレスなんだぜ? まぁヴァルキリープロファイルにはまってたからなんだが  
>今更すぎるがシナリオとレザードと戦闘システム、マップと曲が神懸りすぎてる  
>結局全部いいんじゃねいのーとか言われそうだが、そうとしか言えない孔明の罠。  
>それに比べて今のスクエニは・・・なにやってんだろーな、あえて言おうカスであると  
>FF12にしたって主人公空気だろ、クロノやドラクエを見習うべきだろう('A`)  
>長らく愚痴ちゃってごめんよ(´・ω・`) けど今のスクエニをみてるとそんな事しかいえn(ry  
>ゲフンゲフン、魔傀儡がんばれと言わざるを得ないこの頃でした、さーせんwwww 
夜明けのテンションになってるー!?
ヴァルプロはいいですよね、何度かクリアしましたがとうとう弓オンリープレイでは
ラスト前のキモいドラゴンで断念するハメに。
凄いダメージを一気にたたみかけれないメンバーなのでHP回復魔法使われて
目頭が熱くなるレナスとラウリィとバドラックとJ栗茄子であった。
あとバドラック好きなんですが何をどうしても超ボスクラスになると奥義でダメージ1とか
どうなってるの状態。
あと最近のスクエニは中々良い仕事してますぜ、FF4DSとか!
移植じゃないか!

>サイト訪問数年目にして初拍手というROMの極みです。  
>いつか自分もこんな魅力あふれるサイトを運営したいもんです…。  
うほ、初コメありがとうございますですさ。
そういやサイトを作って今年の何月だったかで10年になるのか、早いなぁ。
サイトを作るのは簡単ですが持続するのって難しいですよね。
皆のコメントが私のモチベーションを上げてくれて戦える!

>信吾カッケーーーー!!こんなのが公園のベンチにいたらノンケの俺でもホイホイついて行っちゃうZE☆
触手を使ったプレイでアーーーーーーー。
カッコイイ三枚目として色々オタアイテムを装備させているのですが
メガネが仇となってちょっとカッコイイ人に。
でも二話でも問題なく馬鹿なのでかっこよさに安心できないので安心してくださいな方向でここは一つ。

>ダークヒーロー風信吾襲来!常にカッコイイよりは、たまにカッコイイ方がベターなのはお約束。
信吾のかっこよさの成分の80%はメガネで出来ており
信吾のひょうきんキャラ成分の100%はメガネで出来ています。
つまりメガネをつけている以上信吾は常にかっこよくなれない
リミッターとブースター二つを備えているのですよ。
あとあの絵がかっこよく見えるのはエールが脳をいじる魔法を発射してるからです。
見すぎると狂うので注意。

>JOJO映画版ってなんだったんだろうね
色々と不評ですがちょっと見たいんですよね。
でも今だDVDにならず・・・そうかあまりに不評すぎてDVDにならないとか・・・。
それは困るよ!見たいよ!
カルタスとかがザコとかみむしろ見てみたいよ!
興味本位的な意味で。

>rabbitが飼いウサギ hareが野うさぎ bunnyがうさちゃん  
>米では飼いウサギも野うさぎもrabbitが一般的らしい(辞書によると) 
なるほどなぁ。
つまり理解したぜ!
あやめのよくしてる格好はバニースーツじゃなくてラビットスーツにしたら
ヤバいくらいにエロくないですか!?
飼われてるんですよ、エロいよやばい、良い事言うよキミは!
全米が感動した!俺も感動した!

>信吾に似合わないと頭をペチペチ叩かれていた御方が偉い出世ですな
いつのまに出世を!?
私ですら出世まったくしないのにうう!
よし、偉くなったあやめにはえらい目にあってもらう絵を描きたい気がしたけど
来週はヘリオの挿絵を凄く描きたいシーンなのでそっちを描くのでした。

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 小さいパソコンじゃ命令文とかを確認しながら描けないので描き終えても今度は
絵を入れたり文字数調整したりとか
まったく魔傀儡は地獄だぜ。

-ヘリオトロープ-
 HELIOTROPE
 メノス・ウノ
一章『オブシディア 少女 銅時計』の5節
 エールは白い息を吐きながら邸の前で待っていた。
こう寒いと足まで包むコートを着ても寒さは差ほど和らぐことはない。
外は薄暗くまだ太陽が東の山岳から顔を出していない。
雲の少ない空は灰色がかっており、ちらちらと雪が舞う。
「まだかなぁ」
 体を震わせ森の木々の間にある小さな道の奥を覗く。
数刻経つと蹄がジャク、ジャクと霜柱を踏みつぶす音が遠くから聞こえてくる。
太陽が山から少し顔を出した頃である。
曙に照らされ白い毛並みを金色に輝かせた馬がこちらに向かってきた。
「おはよーさん」
 灰色のコートを身にまとったジョージが朝に”奥様”の邸に来るのは日課である。
馬は昨日の馬車馬から馬車を外したものである。。
馬車をはずした馬車馬なので馬だ。
「おはようジョージ!」
 エールもその時間に邸の前で彼を待つのが日課である。
早朝に”奥様”の私書箱から荷物を持ってくるのがじジョージの役目である。
ノックをして睡眠中の”奥様”を起こさないようにエールが外で待つ。
彼は信用のある人間だから鍵を渡して勝手に家の中に入って荷物を置いていっても良いと思われる。
しかし”魔法使い”の秘術、文献、等は外に漏らすわけにはいかない。
信用が置ける人間でも家に無断で入れることは許されなく、招き入れてもロビーより先に通す事はない。
これは法律でも決まっているのでジョージやエールも理解している。
「今日の荷物は?」
「手紙が三枚だけだな」
 茶色い簡易封筒と赤茶色の封筒、それと一つ絵葉書だった。
雪景色の町の描かれた絵葉書。
一日早い”奥様”宛のバースディカードだった。
「そうか、”奥様”明日誕生日なんだな」
「ええ、70歳になると言ってたよ」
 ふと、ジョージが怪訝な顔をした。
「どうしたの?」
「いや」
 70歳な訳がない、とジョージは思った。
彼の祖父の父が馬車社を開業した時から既に”奥様”はいた。
そもそも人間70程度生きたくらいの”若者”が魔法使いにはなれない。
人が魔力の恩恵を受けることが出来るのは生まれて108年後である。
それはあらゆる人間に当てはまり例外のない人体の理の一つである。
一般の人間はあまり知りはしないが魔法使いとの交流のある彼はその程度の知識はあった。
「だって女だしな・・・」
 と、呟く。
そう、何百年も生きてるなんて少し怖いものがある。
それっぽい年齢を決めているだけなんだなと彼は思った。
「そーいや、エールは何歳になるんだ?」
「10だよ、ジョージがミスターカーネルと遠くに行ってる時に誕生日が来たの」
「お、そうだったのか」
 彼は少しバツがわるそうな顔をして帽子の縁を掻いた。
「じゃ、誕生日プレゼントやらないとな。
 10歳ってーともう大人だからな、一生使えそうなもんが良いよな」
「お、悪いねぇジョージ。
 でも私は稼ぎがないからお返しは出来ないよ」
 ふふふと笑い目を細める。
「気にするなよ。
 で、何が欲しい・・・って聞くと無粋だよな。
 そうだ、エール将来何になりたい?」
と、気軽に言ったもののふと一つ普段考えなかった事が彼の脳裏によぎった。
そうだ、エールは奴隷だったんだ、と。
何になりたいもなにも、一生”奥様”の家政婦じゃないか。
彼は自分の言葉に少し後悔した。
しかしエールは満面の笑みを彼に向けて言った。
「私は魔女になるよ」
「・・・え?」
 思いもよらない一言だった。
「なれるのか?」
「なるよ。
 だって奥様は私を後継者にするために買ったんだから」
 じょーじは目を丸くした。
あまりにも思いもよらない言葉だった。
エールが魔女?まさか!
魔法使いなんてものはエゴの固まりのような人間しかなれない。
自分本位じゃないと”なれるような職業じゃない”し、実際そういう人間ばかりだ。
カーネルは少し変わり者でそういった面を見せないがエールがなれるとは思えなかった。
「まさか、そんなハズない」
「気がつかない?
 魔法使いは忙しくても自分の家に一般人を入れないわ、家政婦を雇わない。
 じゃあなぜ私は?
 そう考えたら答えは一つしかないよ。
 私を魔女にするために買った弟子だとしたら何の疑問もないわ」
「そう、かな」
 そう言われると何の疑問もない。
しかし彼は今一つ納得できない様子だった。
ただ、エールのような純粋無垢な少女に魔法使いになって欲しくないという気持ちがあった。
だが魔法使いになれるのは98年後、その時まで彼女は純粋なままだろうか?
そう考えると判らなくなる。
人間は純を削って大人になる事など彼も理解していた。
「朝のコーヒーはまだなのかしら・・・?」
 キィと扉が開き”奥様”が顔を覗かせた。
日が昇ってもう数十分と経っていたようだ。
普段朝の遅い”奥様”は今日は少々早く起きたらしい。
「あわわ、”奥様”おはようございます!
 今支度してきます!」
 エールはぱたぱたと屋敷の中に消えていった。
「”奥様”おはようございます・・・」
「おはようジョージ、浮かない顔しているわね」
「そう見えますかね?」
 ジョージは帽子を深くかぶり直し”奥様”を一瞥し、視線を逸らす。
「”奥様”、エールをここに置いてるのは魔女にする為ですかね?」
「・・・・」
 ”奥様”は少々呆気にとられ、目を少し開き彼をじっと見つめる。
やがて口を開いた。
「そうね・・・。
 あの子は魔女になるわ」
 はっとし、彼は”奥様”を見た。
”奥様”はニコリと目だけで笑った。

『運が良い!実に運がいいよー』
買い物籠を握り締めエールはスキップ交じりに街道を歩いていた。
楽しげにスキップ死ながら一人で歩く少女なんて今日日、メシを美味そうに食う人くらい珍しい。
何がそんなに運が良いのかと言うと、それは”奥様”のスケジュールにある。
 今日は画家カイル・ティエポとの約束の日。
デッサンのアルバイトをする日である。
拘束時間三時間はモデルにしては短い方ではあるが買い物の合間にするには長い時間である。
どう言い訳しようかとエールは悩んでいたがそれには及ばなかった。
「エール、これから夕方まで瞑想に入るわ。
 だから物音を立てないようにしてちょうだい」
 と、言われたのである。
長い間帰らなくても気づかれない。
「さて、先にカイルさん家いかなきゃね。
 先に生物買ったら痛んじゃうし」
昨日彼に渡された地図を見ながら住宅街へ進んでいく。
 木と煉瓦で作られた家が多くたて並んでいる住宅街。
築年数が経っている家が多く、苔が生えたり鉄柵が錆て穴だらけになっている家が目立つ。
塗装は剥がれ赤茶色い煉瓦がむき出しの部分の多い家、誰も住んでいないのか硝子の割れた家。
人通りは少なく、地べたで寝転んでいるホームレスもちらほらといる。
日当たりは悪い路地が続きブルっと身震いをした。
「こんな所あったんだ」
 ドブはむき出しの状態で家庭から出る洗剤等が流れ気持ちの悪い色の泡が延々と流れている。
空き地は草が伸び放題。
今一つ治安の良い場所ではなかった。
少し良い服を着ているエールには場違いな場所である。
目の前を魚をくわえたネコと裸足で追いかける主婦が通り過ぎる。
なんという無法地帯!とエールは呟く。

『うわぁこりゃボロい』
迷うこと無く到着した目的のアパートは予想外にボロボロだった。
数世代前のデザインのその建物は全て木で出来ている故に所々の補修は出来ても全体の補修は難しい。
そんな事をするなら立て替えたほうが良い。
でもそんなお金がないからずっとこのままである、といった感じのアパートだった。
外からみた感じ人気は無く、二階のベランダに手入れされた鉢があるのが見え辛うじて人が住んでいる事が推測される。
 階段を上がるごとにミシミシと嫌な音がし、踏んだ木材がへしゃげ釘が少し浮くのが見える。
やだなぁと思いながら二階に上がりカイルの住む部屋までたどり着いた。
表札もあり、そこはカイルの部屋であることは間違えない。
「ごめんくださーい」
「ああ、来たな」
すぐに彼は出てきた。
 相変わらず目は死んだ魚のようだった。
絵の具でにじんだ三角巾とエプロンをつけている。
エプロンの上から巻かれたベルトには様々な筆が挟まれている。
本当に画家ってこういう格好なんだなぁとエールは関心する。
「入んな」
 中はストーブが焚かれており暖かい。
外の空気で冷え切って硬くなった皮膚がゆっくりと柔らかくなっていくのが判る。
部屋は油絵の具の臭いが充満しており慣れない臭いにエールは少し顔をしかめた。
「さっさと描くぞ。
 ほらコレ使いな」
 と、バスケットを渡された。
「これは?」
「そこに服入れな」
「服?」
「さっさと脱ぐんだよ」
 モデルの意味を察しエールの表情は引きつった。


・08/2/3
・俺と逆転裁判4
いまさらながらプレイしました。
やはり逆転裁判は面白い!
色んなシナリオを絡めて最後に決着をつける作りがステキ。
まぁちょっと今回殺害理由がショボかったけど結構他から聞く
4は無かったことにしてくれという言葉の意味はよくわからなかた。
つまり実に満足してますヨ。
あと最終章にでてきた人の顔みただけで全ての答えが全部わかっちゃったのは
複雑にシナリオ作ってるのに紐が一本ほどけると崩壊しちゃうような所もあったのは
ダメというか判っちゃったよというニヤリというか、プチ複雑だヨ。
あとラミロアさんが一番お気に入りさ!
あと帽子君発動アニメーションは最高にイケてる。

・俺と真豪鬼
が、倒せないよ。
あ、ゼロ2ね。

・俺と夕飯
そういや冷凍庫にブリのアラがあることを思い出す。
買ったのは去年だけど冷凍すると素材は腐らないとテレビでやってたので問題ない。
むしろウマ味をだしているかもしれないというのが私の見解だ。
ピクルでアレン君が恐竜ステーキ食おうとしてたのに似た状況だと思ってくれるといい。
大根と一緒に煮込んで鰤大根を作って数時間、凄き炊き込んだソレは実に美味しそうな香りをかもし出す。
さて一口。
「苦げぇ!」
 そうか、魚には美味しい部分とそうでない部分とかあるもんな。
苦い部分食べちゃったよ。
でも次は頭だ、目の周りの肉は脂がのってて甘みがあって美味いんだ。
「苦げぇ!」
結論・冷凍したら腐らないけど「苦げぇ!」くなる

・俺とゲーム
逆転裁判をクリアしちゃったので次に何をするかな。
GGXXACpluseを予約したのでソレの発売日も楽しみだヨ。
そうだ、携帯アプリのカルドセプトをダウンロードしてみよう。
カルドセプトは漫画で興味もったんですがゲームしたことないんですよね。
ボードゲームでバトルってことはガイアマスターみたいなもんなんだろうか。
そういやワイルドアームズ4未開封だしヴァルプロ2途中だけどどうも
ササっとサクっとシュシュっとプレイできないゲームはチョイプレイできなくて
起動させるのが面倒になってしまううぎぎ。
そういやスーパープリンセスピーチやってみたいな。
とおもったのですがどうも任天堂のゲームて中々安くなりませんね。
中古買いには辛い。

・俺と今日のニコニコ
なんというセンス

・俺と落書き
エールとか
素肌にYシャツ、ダメだエールじゃ全然ダメだ
魚とか
あやめにウサギはよく似合う

・拍手レス
>魔傀儡2話マダー?(AA略
うぎぎまだです。
いや、むしろたまには私が聞こう!
二話まだー!?

>なぁ、ケム兄よ。そろそろ魔傀儡2を出してくれないと今週の烈海王のように駄々をこねますよ?
「救命阿(ジュウミンヤ)!」
ココは一つゴールデンロアで烈海王を作って大冒険して
ダンジョンで待つというのはどうでしょう!?

>四コマだむんこがいいっすよね…しかしこの絵描きの死んだ目っぷりはどうだ!腐ってる!
だむんこは知らない地方ですが絵描きさんは描く前にくらべてなかなか
幸薄そうに描けていい感じ。
でも後でもっと顎を割っといたほうがよかったなぁともオモタよ。
ところでヘリオ小説はああみえてもエロ小説さ。

>真ん中のコントローラ、僕も買ったことあります。  
>格ゲどころかRPGやるのにもストレスが溜まる凄いコントローラでした  
>もう買っちゃったみたいですがスピタル産業のCT-V9というのがオススメです  
RPGでも辛いとは、よもやキーボードのほうがマシというヤツじゃまいかー!
そういや昔はコントローラとか持ってなかった時代ずっとキーボードでしたが
98時代とかキーボードでもやりやすい作りのゲームが多くてよかったなぁ。
ところであの中で一番マシだったコントローラ、キャラが右側の時、真空波動拳が
出にくすぎるヨ(´・ω・`)
今のコントローラ潰れたら次はソレをチェックしてみます。

> ´・ω・)ノやぁ兄弟。最近  
>ここの更新だけが人生の楽しみなんだ☆  
>そういえばエールの2枚目の絵が「DVD!DVD!」に見えてしょうがないZE☆ 
>最後にENTERを押しすぎてこんなに改行してしまったのは内緒だ
そう言って貰えるとうれしいさ!
そしてDVD懐かしい、たしかに見える。
そういや最近パロネタ絵描いてないなぁ、今度何かかかざるえない。
そしてENTERはいつだって僕らを助けてくれる。

>これまでやってきた格ゲーの使用キャラ教えてください
うほ、良い質問、嬉しいこと言ってくれるじゃないかうんとサービスしてやるからな!
と、もうやっていないゲームとまだやってるゲームがあって当時と今でも使用キャラが違うので
最近でもやってるゲーム限定の方向でいくヨ。
GGXXAC:アクセルとヴェノム。
    ヴェノムの使い方が少々古臭い戦い方で6HSをうまく使いませんがまぁボチボチの戦果なのでコレでいいのです。
    兎にも角にもスティンガーエイム。
スト3:エレナ(ヒーリング)
   ボコボコにされてもうだめだと見せかけていきなりの激しいヒールによる逆転!
   そして圧倒!
   HPが減るとプレッシャーが辛くなりますが、ゲージがあればソレもなし、ウェーイ!
ストゼロ2:ローザとロレント
     しかし真豪鬼にぼこられる。
ストゼロ3:カリン
     その昔大会にでてボコボコにされたけどそれなりの順位にいったけど今のプレイヤークオリティではザコキャラよ。
KOF98:アメスポチーム
    ええい!アメスポチーム以外に魅力がない!
    ええい!ラッキーの超必殺は対空で超強い!
    ええい!Dは普通に強いし2B連射が一発でも当たればもう飽きたぜの餌食!
    ええい!ブライアンのJCは百合折並みに捲りが簡単でそこからのコンボはゲージ無しでHP半分もってく!
    ええい!
ガロMOW:ドンファンとロック
     飛び蹴りからの雷光回し蹴り空キャン真空投げはちょっとクールでかっこよくゲージがあればもう相手は失禁だ!
     ドンファンのSドンファン脚は何気に当てやすいし二回当たって超ダメージ!
     ミスれば死だよ。
SVCカオス:タバサ
    動きがモッサリしてるけど慣れたら対空強い、コンボ強い、
    起き上がりに飛び道具とのサンドイッチコンボ有りと結構大暴れできてステキダヨ。
    でもガーキャンダッシュのお陰でちょっと強すぎる感もあるから安易に対戦使えない。
    そもそも誰もやってないから対戦できない。
JOJO:カキョウイン
     ジャンプがモッサリしてるけどスタンドOFFからのダッシュジャンプ中のスタンド発動で
     スタンドONでの激しい奇襲はステキにかく乱させれたり結界で相手を潰したり対空が
     充実してたりお仕置きの時間が何気に恐ろしく当たりやすかったりとさすがのりあき!
メルブラと芋夢想:あんまりやってないんだコレが。

>エレコムのJC-PS101USV買えばあなたの悩み全部解決アルよ。
オゥノウ!
ボタンが6こ並んでるコントローラを使いたいのでコレは少々いま一つであって・・・。
セガサターン用コントローラの変換機があったらいいのになぁ。
サターンパットはあまりに製造数すくなくて結局買えなかった上に高かった。

>俺もオリジナル絵描けるようになりたいです・・模写しか出来ないんですが模写は誰でも出来ますもんね・・
模写は自分の絵への近道さ!
あと模写も結構難しいもので描いていると一つの線がズレるとそれだけで段々と色々と曲がって行っちゃうので
模写を綺麗にできるひとは私は逆にうらやましかったりします。
で、模写の近道というのははやり元の絵が良い素材だと模写すると何か気づく点とかあるんですよ。
ここはこういう書き方にするとシャープでいいな、とかこういう線の引き方もあるのかとか。
つまり模写の中から学ぶものが模写の良い所ですね。

>万年発情期と書くとエロく感じますが、実際の所時期を選ばないというだけで人間と同じですよ  
>・・・つまり、兎から見れば人間こそが万年発情期の生き物であり、同時に性の象徴な訳です  
>・・・とすると、兎にとってもバニーさんは「性の象徴+美女」的な存在であり、素敵すぎる存在な訳です  
しかし万年発情期って哺乳類だと結構多いのになんでウサギがまず取り上げられるんだろう?
と思った時一つの可能性が私の脳裏をよぎったのですよ。
ウサギといえば昔、獣じゃないよ鳥だよってことで精進料理として食われていた事は有名ですが
ソレはつまり、鳥は発情期が決まっているものが多い中ウサギはいつでもセックルセックル。
てことでエロい鳥だなぁてことで注目されたんじゃないだろうか。
万年発情期の生物って人間は暖をとることが出来るから冬生まれてもさほど問題ないけど
真冬に産み落とされた動物はたまったもんじゃないだろうなぁと思った。

>ハハ、継子の夢おっぱいも久しぶりダゼ!
継子はぺったんこでなければいけない!
誰よりもぺったんこでなければいけない!
そんな信念から生まれたので絶対的なぺったんこです。

@製造物近況報告
-魔傀儡-
 会社にノートもっていって昼休みに書いてたのですが上司に
ノーパソの持込はヤバいぜ!と言われたので埃をかぶっていたシグマリオンを復活させ
書くことにしたのですがバッテリー完全に干上がって中のデータ全部消えちゃってたのは
泣けたヨ。

-ヘリオトロープ-
 HELIOTROPE
 メノス・ウノ
一章『オブシディア 少女 銅時計』の4節
 森の木々は冬の風に吹かれ葉を落としスカスカになったその体で春を待っている。
エールは普段と変わらない表情で森の中を歩いているつ「つもり」だった。
他から見ると顔は少々笑顔を我慢しているように見える。
実際我慢しているので仕方がない。
ジャクジャクと砂利混じりの地面を歩くごとに表情が緩んでいく。
「やった、私ってば運がいい!」
 先ほどの事を思いだしエールはグっと手を握りしめる。
商店街でエールに声をかけた男、カイル・ティエポはこの町で画家として生計をたてていた。
五年前から本格的にペンを振った彼の描く絵は生活ができる程度に売れている。
エールに声をかけたのは注文されていた絵を書き終え久々に外の空気を吸うためだった。
風に靡く美しい黒髪、華奢な子供でありながらどこか美しい大人を思わせる容姿。
彼は人目見てエールを描きたくなった。
金が欲しいと呟いていたので好都合だと思った。
エールに絵のモデルを依頼したのだ。
「んふ、ふふふ」
 その事を思い出すと顔が緩み自然と変な笑いが口から漏れ出る。
「私がモデルかぁ・・・」
 明日の昼、三時間モデルをして欲しいとの依頼。
三時間でデッサンを仕上げ後は自分の記憶と想像と発想で色を塗っていくらしい。
たった三時間で必要なお金が貰えるのだ、ボロい話である。
ますますにしてエールの顔は緩む。


「あら?」
 背後から蹄が地面を叩く音、車輪が擦れる音が聞こえる。
森の中を10分ほど歩いたところに”奥様”の邸はある。
”得体の知れない”薬品を大釜で煮て生成するため臭いや危険性のため、少々町から離れたところに邸を構えている。
そんな場所を好きこのんで馬車で通る人はそうそういない。
ただ”奥様”とあと一人を除いて。
振り向くとそこには赤塗りの馬車が同じ進行方向に進んでいた。
御者は茶色い帽子とベストとズボン、薄い黄色のシャツを着たいかにもな村人ルックの青年である。
「おっす、エール」
 御者は軽く手を上げエールに挨拶をし、馬の尻をポンと蹴り馬車を止めた。
「ジョージ!
 お久しぶりね!」
 ジョージ・ジョルケット、彼はジョルケット馬車社社長の長男であり、昨年から馬車の御者をしている。
馬車社とは言うが社に馬車は一つしかなく、その馬車は”奥様”とその師専用である。
「乗ってけよ」
「ありがとう」
 エールは満面の笑みを返し馬車の戸をあけた。
「やぁ、エイシュル」
「こんにちわミスターカーネル」
 赤塗りの革張りの内装の中、溶け込むようにその内装に相応しい姿をした一人の紳士が座っていた。
エールは彼に対面するようにちょこんと座りカーネル紳士を顔をみてニコリと微笑む。
「アレは元気かね?」
「”奥様”は変わりないですよ。
 すごく元気です」
「キミは元気すぎるようだがね」
「そうですか?えへへ」
 紳士はニっと微笑みキレの長い目をさらに細めた。
紳士の名前はカーネル・レチャーテ。
この町に住むもう一人の魔法使いであり、”奥様”の元師匠である。
 彼の容姿に関しては少々説明が難しい。
子供のような骨格をしており、中年者のような浅い皺がある。
目は獣を思わせるような鋭さがあり目の下のクマは深い。
若くも見え、老いても見える。
冷たくもみえ、優しくも見える。
真っ白な髪は横で綺麗ロールしているが、他の部分はややボサボサと毛が立っている。
眼鏡は片方の目につけているが他から見ると度があるように見えない。
そして服にはアルミの金具が沢山ついており、体を動かす度にジャラジャラと小さな音をたてる。
そんな、紳士だった。

「あらミスターカーネル、お帰りなさい」
 書斎に入ったカーネルはなんとも言いがたい顔になった。
「なんて格好をしているんだキミは」
”奥様”は椅子に座ったままそのまま後ろに倒れたようなポーズで本を読んでいた。
実際に椅子が後ろに倒れたけれどその姿勢のまま本を読んでいたのでそのような状況になっていた。
”奥様”はエレガントな方である。
人前では常にパーフェクトを求め、物腰が落ち着き欠点を見せない。
が、人がいないと妙に緩む所がある。
実は言うと緩むどころの話ではない所もあるがここでは省こう。
姿勢を指摘された”奥様”は服の埃を払い椅子に座りなおし、長い睫の間からカーネルを見た。
「今回の仕事はいかがでした?」
「問題なく事は運んだ。
 そうだ、遠い所に行ったからね途中の道で拾ってきたエールに土産を渡しておいたよ」
「そう、ありがとう」
 フフと微笑みあう二人。
「さて、キミの誕生日は明後日だったな・・・。
 特別な誕生日・・・」

「何でしょうこれは?」
 エールは奇妙な形の鉄板を手にとり頭を悩ませていた。
鉄板には規則的に丸い凹みがついており、その凹みが何を示すのかが判らない。
「エール」
「あ、ただいま奥様!
 ミスターカーネルにこのような物を頂きました!」
二階から降りてきた”奥様”に鉄板を持ち上げて前面を見せる。
「・・・なにそれ?」
「たこ焼き焼き機らしいです」
「たこ焼き・・・?」
”奥様”はタコがこの鉄板の上でコンガリと焼ける姿を想像した。
「コレで焼くのかしらね?」
「そうですよね」
エールはタコがこの鉄板の上でジュージュー焼ける姿を想像した。
「”奥様”、私は思うのですがフライパンの方が綺麗に焼けると思います」
「そうね、私もそう思うわ。
 でも物の形というのは何かしら意味を成すのよ。
 そうね、人に目が二つあるのは物の距離をより良く見えるため。
 踵の肉が分厚いのは全体重をそこで受け止めるため。
 つまりこの板の凹みにも何かしら意味があるのよ、エール」
エールは頭を抱える。
「何か判ったのですか?」
「いいえ、判らないわ。
 でもソレを床に置いて踏むと足が気持ちいいかもしれないわね」
ポンと手を打つ。
「なるほど!」
 一緒に二階から降りてきたカーネルは何か言いたげではあったが、まぁいいかと彼女らを黙ってみていた。
「さて、私は帰るとしよう」
「あら食べていかないのかしら?」
”奥様”は少し寂しげに言った。
カーネルは”奥様”を見、そしてエールを見た。
細い目はさらに細くなり、エールのその姿をじっと見た。
「いいや、止しておこう・・・」
 ハンガーにかけていたマントをはおり、ロビーで待っていたジョージに行こうと言う。
戸を開き、外に出ようとする時、彼はエールをまたじっと見た。
「エール・・・」
「はい」
 エールはいつものように微笑み、そこへ立っていた。
「いいや・・・何でも無い」
 カーネルは目を伏せ外の闇へと消えていった。